「大夕張掲示板」の記事をあらためて見直しています
「ふるさと大夕張」(1丁目1番地)の方に「大夕張掲示板」が設置されてから23年目。
1997年の初投稿から、これまで続いている「大夕張掲示板」。1998年からの「住民登録」。2006年からの「写真掲示板」。多くの書き込みをいただきました。
今読み返すと、大きな流れがありました。膨大な書き込みなので、すべてを読み返せているわけではありません。自分の書いたものも含めて初めて読んだ気持ちになるものもあります。それだけ遠い出来事になりました。
その流れのなかで、今読んではじめて、あの時は、そうだったのか、と気付くことばかりです。いろいろな交流が生まれ、人のつながりが生まれていました。自分が関わったことは見えていても、そうでないことは、当然よく見えていませんでした。自分が掲示板上に出なくなったあとは特にそうでした。いわゆる自分の手を離れたような気でみていたように思います。掲示板の管理だけをしていました。
その流れの後を追っていくと、様々なことが思い返されるのですが、それは別の機会に譲るとしても、掲示板に思い出話が掲載され、掲示板でなつかしい出会いが多かったのは、初期の頃、です。その後、ダム工事が現実に進み、夕張市の財政破綻の出来事が重なり、掲示板の書き込みは現状への意見や、連絡事項的なことが増え、思い出の投稿も少なくなっていきました。
私は以前、この「備忘録」の中で、掲示板の書き込みは「ふるさと大夕張」の財産だから活用していきたいと、いったことがあります。
見直し、いえ読み直しを進めている今、その気持ちはますます強くなりました。この「思い」出のデータをとりだそうと思っています。
そのため、掲示板のデータを一つにまとめ、検索語で探し出しやすくしました。「1丁目1番地」の写真を「2丁目3番地」に移し替えて行くときに、いろんな方の「思い」が「出」ている書き込みを掲載していきたいと思います。
既に20年以上にわたって飯田さんの家or旅館みたいなところ(掲示板)に土足で出入りしている内川です。
勝手を許してくれているのだろうと解釈しているのです。失礼な話です。「他人のふんどしで相撲をとる。」
という言葉がピッタリ。寄生虫みたいなもんですね。
でもこの間、あちこちに頼りない思い出を拙い筆(?)で書き殴っておいたおかげでぐっすり眠れます(^^)/
いつの間にか、掲示板が私の心の財産になったのです。
でも、みんなの財産である飯田さんの掲示板を、私的な満足のために利用していいわけはないですね。
みんなの財産と言ったことには理由があって、一時はカウント数的にも実名が飛び交う点からも、「掲示板」
としては日本有数の存在だったから・・
存在意義は、しかし、今も変わっていないと思います。
変わったのは、掲示板に出没する大勢のほうです。
話変わって、私は今、「イザベラバードの日本紀行」を読んでいます。明治初期の日本の田舎が活写されています。
素晴らしい本で、上下巻、合わせて千ページもありますが、明治の日本に関心がある人には必読の本だと思います。
その理由はただ一つ。内容に「嘘が無い=歴史の改ざんがない。」からです。
そういう観点から、大夕張の掲示板から知る大夕張の歴史にも同じ感想を抱いています。
ここには、創造されたり、修飾されたりしない歴史があるのです。そう、歴史を留める掲示板になっているのです。
いえ、いえ、どういたしまして、JUNさん。他人の思い出によりそって、霧に包まれた自分の記憶や思い出をはっきりさせようとしているのは、自分です。みなさんの思い出をよすがとして、他人のふんどしで相撲をとっているのが飯田です😀
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「大夕張掲示板」に封じ込められた「心の財産」・・・イザベラバード的な同時代の目で、客観的な視点で、・・・これまで綴られた書き物を、解凍して、「2丁目3番地」に新しい形で、再び蘇らせることができれば。と、ずっと考えています。
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どんなカタチがいいのかは、暗中模索。「2丁目3番地」のメニューの中味が時々変わるのも、そのためです。これからもずっと、試行錯誤が続くと思います。
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JUNさんの書き綴られた大夕張の姿も、「大夕張掲示板」に数多くありますね。読むと、飯田の個人的な記憶と共鳴して、脳みそが活性化してくるのがわかります。「JUNの一言」・・・みたいなコーナーでまとめて見たら面白いなあなどと、妄想しています。Zinyさんや、久々湊眞一さんをはじめ数多く書き込んで下さった方がいます。今となって、もちだされてもなあ、と迷惑に思う方もいるかもしれないけど・・・。
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新しい場所で新しい経験をすることもいいですが、自分は、過去の記憶に向かい合って、こんな楽しみ方もいいのではないかと思います。
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あ、もちろん、リアルタイムの書込みや、寄稿なども、いつでも大歓迎ですから。
「1丁目1番地」の掲示板、面白い話、知らなかった話、いろいろなお話が満載です。
そして住民登録の記事をあらためて読み返してみると、こちらも書き込んで下さった方の思いに接するとことができます。
見やすいかたちで、皆さんにもう一度ご紹介していくことができればなと思っているところです。
それにしても、一度目にして、読んでいるはずだったのに、どうして今こんなに新鮮に感じるのだろうと、自分自身複雑な心境です。