取水堰

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1998年夏 取水堰にて採録

八つ目  【泊川俊徳】
小学校 中学校の頃 ここで良く泳ぎました。
プールが子供で満杯で ブツカリ危ないので 夏はここで泳ぎました。
どじょう 八つ目等採るのが 上手な人がいて ここに来る途中 他人の畑から イモを少し拝借。 家から 味噌や醤油 豆腐をもちより ナベの真ん中に豆腐を入れ 水を入れ そしてどじょうを入れ 水から煮るのです。
ナベが熱くなると どじょうが温度の低い豆腐の中に頭から入りこみます。
どじょうの残酷煮という感じですね。
最後に味噌か醤油で 味付け。
夏の終り そんなのが楽しみでした。

ここでは 雨で増水して 川の水が引く頃 バケツ3杯 4杯位 どじょう 八つ目がとれる時が有りました。
魚は増水すると川岸の流れの弱い所に集まるので 沢山採れる時が有ります。

父が良く 八つ目を取って来てました。
目に良いとかでね。
八つ目を食べて風呂に入り 上がる時 身体に 付いた水が 身体からハジキ タオルいらず でした。
身体が 八つ目の油でコーティングされてました。


官行のダム   【准ちゃん】
このダムは心の宝物です。
取水堰だけど、官行のダムと呼んでましたね。
シューパロダムができたら、また一つ、これも湖底に沈んでしまいます。
ほんとに残念です。
思い出はいろいろありますが、別な機会に語られていますからちょっとだけ・・
ダム下流では、提体に吸い付いているヤツメウナギの手づかみ。
ダム上流の河原では町内や学校の炊事遠足。
暑い日は、箱めがねとヤスを持ち寄って魚突き。流れる水を見ていると平衡感覚が狂うのです。
よく転びました。
いつもずぶぬれだったから、冷たい思い出とワンセット。


 夏の日の 冷たい思い出 取水堰  (by Ziny)

早朝浦ダムの役場みたいに、渇水時に顔を出して、出身者を喜ばしてくれたりは、将来たぶん無いですね。
「雨鱒の川」が、貴重な記録になるかもね。


雨鱒の川ファースト・ラブロケ地  【飯田雅人】

磯村一路監督で2004年に映画化されました。その中でシューパロ川が当時ロケ地の一つになると言うことで、映画館にも行きましたし、DVDも購入して見ました。北海道の自然が映画の全編に溢れ、川のシーンでは取水堰がそれとわかる形で写っています。美しいシューパロ川の自然が映画の中に取り込まれています。

『雨鱒の川ファースト・ラブ』(2004年)。取水堰下流で魚とりをする主人公たち。

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