石炭のはなし|Kawauchi Masami

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当時、あちら こちらに有った 石炭の彫刻です。 

三菱大夕張の石炭は炭質が良く 手で触るとボロボロに崩れてしまい 彫刻出来ませんでした。

写真のものは 北炭登川炭鉱の 目無し炭と言う 崩れる目の無い非常に硬い石炭です。 

残念ながら写真しか有りませんが 当時彫刻が流行っていて 鉱業所に 会社のお土産用に製作する場所が有り アイヌの作るみたいな 熊の炭彫もあったとか。

私は見たこと無いのですが 登川鉱業所に彫刻専用の部屋があったそうです 。会社の大事なお客さんに持たせるお土産だったそうです。家に2つ有って 一つは寿の字 一つは和という字が彫られていました。これも綺麗に彫っていましたが 登川鉱業のお土産は 熊が鮭をくわえている アイヌの木彫りみたいで 見事なものだったと聞いています。

固めるニスなんかはいっさい 塗っていません。  炭鉱の石炭は 皿みたいに固かったとの事でした。  

大夕張閉山で登川鉱に行った人もいました。

大夕張や南部の石炭は坑内の中で見ると 中には年輪と分かるものがあります。

年輪と分からなくても 年輪にそって 手で簡単に崩れてしまいます。 登川の石炭は石の様に硬かったですよ。

あと私が見たのは まーるく 水晶玉の様に 磨いた石炭の玉を 見た事有ります。炭鉱の穴 垂直で1000M ぐらい あるのではないでしょうか? 実際の距離はわかりませんが あの深さ 元は確かに地上でした。

貝の化石や 葉っぱの化石も見ました。それで 前に 原子力発電の廃棄物を地下300mの所に埋める とか言ってましたが 地球規模からすると薄皮にも入らないと思いますよ。

マグマが上がってくるかも? また 想定外と言うのでしょうか⁉️

(2020年5月3日 記)


’(筆者紹介)

 昭和29年6月生まれ。三男として 南清水沢で生まれ、2歳の時、緑町に、のち春日町で18歳まで大夕張で暮らす。昭和48年、一時大阪へ転出するが、昭和50年帰郷、南大夕張鉱業所ヘ就職し、平成2年3月の閉山まで勤務


思い出の記

2件のコメント

  • 石炭の熊彫りについてかかれたブログがありました。
    木彫りとは違う迫力がすごいですね。
    _
    熊の石炭彫り意外にも懐かしい
    写真が見ることができるブログです。
    _
    https://yama3blog.exblog.jp/19837717/

  • 石炭彫りの熊、ありましたね。
    床の間に飾られていました。

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