相撲大会と土俵

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年代場所不詳 後ろの住宅は線路越しの緑町のあたりのようにも見えるが・・・。

 昭和30年代、大夕張の各町内に土俵があったようです。写真の土俵は四本柱が立っていて屋根もある立派な土俵ですが、私がいた富士見町にも、柱はなかったものの土俵がありました。富士見町5丁目の病院向、小公園にあったと記憶しています。ただ、土が盛られていたものか、周囲を俵が埋め込まれていたものだったかは、よく覚えていません。

 夏になると、町内会で子どもの相撲大会が催されました。参加すると、鉛筆や消しゴムなどの景品がもらえ、嬉しかったことを覚えています。参加児童の応援に土俵を囲み、にぎやかに盛り上がっていました。

「勝った、負けた」は、全く覚えていませんが、おがくずが敷かれて柔らかくなった土俵を踏む素足の感覚が気持ちよかったことと、とばされて土俵にころがると、体中にそのおがくずがついて、着ていたシャツの中にそれが入るとチクチクして痛かったことは忘れられません。

 土俵は、割と身近なものでしたが、昭和40年代、夕張を離れ、札幌に出てからは、自分の身の回りでは、土俵を見かけなくなりました。

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