大夕張パノラマ(S32~H14)
2020-07-15
19923
昭和32年8月
昭和53年8月
平成2年8月
平成14年5月
一瞬のまぼろし 【安彦 仁】
父が神社から撮影した定点観測写真です。平成14年の写真は自分が撮影しました。
神社跡から大夕張を眺めていると、胸にくるものが在ります。あのにぎやかだった街はどこに消えてしまったのだろうか? あれはまぼろしだったのかと。
鹿島小学校の校歌に「太古の森を切り開き、埋もるる宝返さんと」という一節が在りましたが(今でもはっきりと耳に残っています。)皮肉にもまるで大夕張という宝を、太古の森に返す時が来たのだとも聞こえて(勿論「宝」は石炭の事ですが)くるようで、切ないです。
もっとも、悠久の時の流れに比べたら、炭坑(やま)の栄華など、一瞬にも満たないとわかってはいるのですが。