1960年(昭和35年)列車折り返し運転

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崩落により列車をのりかえる高校生たち 【本間正雄】

 大夕張からは、地元の鹿島高校(夕張東)に通う高校生以外にも、夕張北・夕張南・夕張工業高校に通う高校生たちが多数、列車を利用して通学していました。折り返し運転を行っていた列車の現場での、朝の乗り換え風景です。

 当時、大夕張ダム建設にともなって、大夕張鉄道の線路の山側への付け替え工事が行われていました。このあたりは、吉野沢より、やや清水沢よりのダムサイトと推測されますが、当時次のような崩落が各所でたびたび起こっていたようです。

 『昭和35年12月5日,この日,南大夕張-明石町間11.390km付近の路盤がダム側に崩壊しているのを巡回中の線路班員が発見し,初列車より現場折り返し運転が行われた。旅客は400メートル徒歩で連絡し,貨物は運休。26時間後に復旧。場所は吉野沢トンネル(開通前)付近。』

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