「奥鹿島分校の歌」の作詩者|浅野岳男

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 「奥鹿島分校の歌」の作詩者浅野明信氏について。

 奥鹿島分校の歌、作詞は次兄浅野明信です。
 この度、曲に耳を傾けながら、在り日しの次兄に想いを巡らし、作詞に目を通しました。

 

奥鹿島分校の歌

奥鹿島分校の歌 (浅野明信 作)

(一)

 まばゆく 朝日を あびている

 夕張岳の 山すそで 元気に育つ

 ぼく わたし

 明るく 強く 清らかに

 希望の若芽を 萌やそうよ

 苦しいなんて いわないで

 笑顔をうかべ 暮らそうよ

(二)

 正しく伸びよと 茂ってる

 千古の森の山道を 元気に歩く

 ぼく わたし

 仲よく 歌う 高らかに

 希望のこだまを 叫ぼうよ

 淋しいなんて いわないで

 笑顔をうかべ 励もうよ

(三)

 あかねの色に 映えている

 牛舎のみ光る分校で 元気に尊ぶ

 ぼく わたし

 理想の知恵を よせあって

 希望の原野を 拓こうよ

 泣きたいなんて いわないで

 笑顔をうかべ 進もうよ

  

 昭和8年(1933年)生まれ、戦後、鹿島中学を中退後、郵便配達員に。

 後に三菱鉱業炭務課に勤めながら学問に目覚め、通信教育受講、鹿島高校夜間部に編入し、学芸大学岩見沢分校を経て、奥鹿島分校に赴任しました。

 その後 作詞したのでしょう。

 平成17年、教員として、詩人として72年の人生を閉じました。

 作詞者の紹介と、昭和35年頃の生徒を思い出しながら、挿入された曲にあらためて、感動しております。


(2006年4月5日 記)


随想

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