灯籠流し

11241

 8月16日、お盆が終わると、亡くなった人の御霊を送るため、まだ陽のあるうちに、千年町の寺院に檀家が集まりだす。そして、お寺の住職さんを先頭にシューパロ川に向かって行列を組んで歩き出す。

 

 日が暮れてあたりが薄暗くなるころ、川に灯籠が流され、ろうそくの灯りが揺らめきながら、川面をゆっくり、静かに流れていく。

 お盆に帰ってきていた精霊たちが、あの世に帰って行く。

 シューパロ川のほとりで、人々が心静かに手を合わせ見送っていた。

 

 

 

白黒写真に着色した画像

(曹洞宗大聖寺、浄土真宗願正寺、日蓮宗妙法寺) 昭和40年頃

関連の記事

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

アップロードファイルの最大サイズ: 5 MB。 画像, 音声, 動画, 文書, スプレッドシート, 対話型, テキスト, アーカイブ, コード, その他 をアップロードできます。 Youtube、Facebook、Twitter および他サービスへのリンクは自動的にコメント内に埋め込まれます。 ここにファイルをドロップ