磯次郎郷愁「少年編」|詩・曲 山吹とおる

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シュウパロ湖の水面(みず)に 映る夕陽の中に
えくぼの可愛いおさげ髪
デッキで手を振るガクランの
七つボタンが懐かしい
清き流れのイソジロに
仲間が笑う声がする

※歌をのせて 夢をのせて
 ふるさとの詩

 

鹿島の杜に映る やぐら太鼓に
ゆかたが跳びはねる 夏祭り
ホームで手を振るわかれ夏
ちかいの夏 なみだ夏
白いセーラー服 肩震わせて
はやり唄 高校三年生

※歌をのせて 夢をのせて
 ふるさとの詩

 

あふれる思い出いっぱい ああ 懐かしい
憧れの友達 さようなら
東京 札幌 大夕張(だいばり)を
時代が通る千歳町
星を見上げる ふるさとの
セピアに映る 昭和の都

 唄をのせて 夢をのせて
 ふるさとの詩



 磯次郎郷愁「少年編」について

 

 この曲は、2012年に作りました。

 

 鹿島ー千年町ー明石町ーシューパロ湖ー南部ー遠幌ー清水沢と、石炭列車が続きます。

 客車には、それぞれの年代、それぞれの職業者が乗り降りします。

 

 歌の中では、女学生(高校)4~5人で、当時昭和38年頃に流行った舟木一夫がヒットした『高校3年生』をみんなで構わず歌っていました。いい感じ!

 

 そんな和やかな環境のなかでわがままに育ってきました。

 

 仲間たち、磯次郎ノ沢から抜け出して、各方面に散っていきました。

 

 それなりに、元気かと思います。

 山吹とおる(2021年11月)

1件のコメント

  • 前回の『雪催いの町』に続いて、山吹とおるさんから投稿いただきました。
    『磯次郎郷愁(少年編)』、あの日、あのとき、いろんな思いを胸に、ふるさとを旅立っていったたくさんのなかまたち。
    年齢を重ね、各地で暮らすみんなへのエールです。
    _
    前回と同じように、映像編をこのあと掲載予定。
    そちらもご覧ください。

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