生協のたんじょう 1953 

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1953年(昭和28年)4月1日、準備委員会が発足し、6月7日、生活共同組合創立総会が開かれた。

そして、駅前の旧明倫寮前に仮事務所を定め、その年の夏、8月11日から店開きをした。

写真は、その当時の様子。

6坪の広さで開業後、翌、昭和29年8月には98坪、昭和36年10月には314坪と、拡大発展した。

白黒写真に着色した画像
大夕張生協仮事務所 店舗6坪の広さだった

 建物には、「生協仮事務所」の看板がかかる。

 

 入り口右手横の黒板のような板に、その日その日の入荷品、予約受付の品物が書き出された。

 写真が不鮮明で、読み取れないが、写真が掲載されていた「組合二十年史」(S41)によると、「予約受付 水泳着」などの文字が見えると書かれている。

 

 入り口上には、「渡辺グリーンキャラメル」の宣伝幕が貼り付けられている。

 この「渡辺グリーンキャラメル」の名称に覚えはなかったが、調べてみると、販売製造の渡辺製菓は、あの『ジュースの素』を売っていた会社だということを知った。

 1950年代から60年代にかけて人気があり、一袋5円ほどだったか?商店街の駄菓子やなどで、売っていた。

 水にといても良し、指につけてなめても良しのジュースで、甘くて美味しかった思い出の味だった。

 残念ながら、昭和45年頃人工甘味料のチクロが社会問題になって以降、親から食べちゃダメと云われたものの一つになってしまった。


 

 

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