ふるさとの風 (詩 ziny|曲 山吹とおる)

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Ⅰ 

雪どけの頃 ふるさとは 道はぐちゃぐちゃ泥んこで

馬糞風がふいてた

風は冷たく寒いけど ネコヤナギの綿毛が暖かい

短い夏の終わりには やぐら太鼓で盆踊り

浴衣の汗が冷えてきた コスモスが風に揺れていた

 

秋の十五夜 すすき風 雪虫舞えば初雪だ

夕張岳は雪化粧

大根かわかし終わったよ 吹雪一面真っ白に雪が舞う

積もった雪に靴の跡 そりにスキーに雪遊び

熱い葛湯(くずゆ)が身にしみた 虎落笛(もがり笛)がヒュールル風に舞う

 

想奏楽

磯次郎の沢は淵となる 鹿島橋は沈み 白銀橋沈み

三弦橋も沈んだ・・・

そして 旭沢橋梁も沈んだ

湖面の水面に青い風が渡る 碑残りイタヤ楓は残った

 

時は流れて幾星霜(いくせいそう) 鹿島の山は見つめてる

大夕張に明日も吹く シュウパロの水面を渡ってく

ふるさとの風 なお寒し

ふるさとの風 なお寒し

  

 

1件のコメント

  • 2022年、新春に素敵な音楽の贈り物です。
    2014年にzinyさんが作られた古里の大夕張を思う『ふるさとの風』を歌詞に山吹とおるさんが、心にしみる曲をつけました。
    東高時代ギターでならしたzinyさんは、大夕張出身者の方が集まる会で、この歌を歌われているようです。
    山吹とおるさんから曲のデータの提供をいただきました。
    穏やかな曲の調べとともにながれゆく大夕張の詩に、あなたは、どんなイメージを思い浮かべるだろうか。

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