春日町の我が家|成田利夫

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石炭小屋が家の前に建っていて、隣の空き地が畑でした。

キャベツに長い柄の柄杓というんでしょうか、肥掛けすると臭くってねえ。

 

部屋は3部屋だったような覚えがあって、奥には、4畳半くらいの一部屋を増築してました。

二階じゃないんですが、玄関を正面にみて左側に父が鶏小屋を増築しました。

 

毎日生む卵は父が優先で食べていました。

確か鶏がいなくなってから半分を部屋にしたような記憶があります。

姉、兄、私の順でその部屋を使ってました。

隠れ家のような狭い入り口でした。

 

 

台所に大きな甕があって、そこに水を溜めてましたね。

 

冬になると甕に5mmくらいの氷が張って、割って使ってました。

 

台所には室もありました。

漬物を保存していた覚えがあります。

 

今でも春日町の家が夢に出てくることがありますね。

(2022年2月23日 記)



思い出ばなし

1件のコメント

  • 住宅の自分で改築して部屋をつくったという話、そういえば、子どもの頃友達の家に遊びに行って、小さい階段があったり、異様に狭い部屋をみて不思議だと思った記憶が蘇りました。
    雪かき道具のジョンバもそうですが、当時、生活に必要なものは、自分たちで工夫して手作り、手直ししながら物を大切に長く使っていました。
    そんな技をもった職人さんみたいな人たちが周りに大勢いました。

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