春とどろんこ道  |  ziny

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 春

 さくら咲く  ふるさとはたしか  ぬかる道

   
 私の記憶では、初めて詰襟(学生服)を着て、学生帽子をかぶって、今年80になるお袋が仕事を休んで、鹿島中学の入学式にいっしょに出かけてくれた。

 昭和38年のときの今頃は、道がぬかるんでいて、つり橋(暁橋)を渡るために、千年町から降りる坂が、つるつる、ぬるぬると下りも、上りも苦労した記憶です。

 

 
 当時の今頃も、関東では桜が咲いていたんですね。

 
 鹿島ではメーデーの頃でも、雪がちらちらしていたこともありました。

 

 また、春の学校の行き帰りには、道端の猫柳(ねこやなぎ)の芽がふわふわと芽吹いていて、親指と人差し指に素敵な感触でした。

 今、所沢では桜が満開、明日はお花見の予定ですが、外は雨がしとしと。

 
 花にあらしの・・感じです。

 

 モナリザの微笑みを期待するだけです。

 

   急ぎ足 背中のうえに ほくろかな

(2003年4月4日 記)

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