昭和48年の街 その6

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 昭和48年(1973年)の大夕張の街。

 

 その3(富士見町の山の方の住宅地)から、ずうっと、その4(北栄町-官行の工場地帯)、その5(大夕張を中心にした駅前)と視線を巡らせて、足下には、神社の登り口でもある鹿島小学校のグラウンドが見える。

 

 下の様子が手にとるようにわかる。

 バックネットの前にバッター、マウンドには、ピッチャーがいる。2塁上には、ランナーがいるようだ。

 ショートはいるが、3塁らしきものはない。

 人数の都合上三角ベースなのだろう。

 

 大夕張駅と郵便局の建物の間の駅前通りを行き交う人たちの姿も、よく見える。

 

 両手を口に当て、「やっほー」と呼びかける。すると、やまびこの音に交じって、「やっほー」とだれかの返事が返ってきそうな・・・・。

 そして、確かにあの日、あの時、山の上から叫んでいた誰かがいたような・・・・。

 

 そんな気がする。

 

  

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