昭和１５年（１９４０年）頃、三菱大夕張礦業所発行の絵葉書に、着色してカラー化。

『娯楽殿堂・協和会館』

写真を見比べると、昭和初期から閉山まで、何度も改装を施されてきているようで、『大夕張風景』と題する絵葉書に、新築間もない頃の協和会館の写真があるが、すでに正面の改装を施されているように見える。

娯楽の殿堂、協和会館というだけに、数多くの音楽や映画などの行事、組合の大会などのイベントが開催された。

『購買会の盛況』

購買会の中、にぎやかだった当時の様子が伝わってくる。

長いカウンターがあり、対面での買い物風景。

購買会で思い出すのは、昭和３０年代母親に連れられて行った買い物。

カウンターの上に乗った秤（はかり）で塩や砂糖などの調味料を、秤売りで購入する様子が気になった。

分銅をカチカチと動かし、天秤を合わせる店員さんの手捌きと、微妙な秤の動き、やり取りを興味深く観察していた。

そんな時間と手間のかかる秤も今は見なくなった。

今は、肉を買うときくらいで、しかも台秤に載せて、◯グラム、何円の一発解答だもんなあ。

この８枚組の絵葉書について↓