炭礦(ヤマ)に希望の花も咲く 昭和34年 礦業所選定歌

20921

 

 昭和34年の三菱大夕張礦業所選定歌、B面。

 

 作曲と編曲は「大夕張の歌」と同じ桑山真弓、山口俊郎。 作詞は地元の佐藤貞雄氏だろう。

 それだけに叙情的に炭鉱町の四季を歌った「大夕張の歌」に対して、炭鉱で働く男の誇りと心情が歌われる。

 

 歌う北見和夫は、A面の「大夕張の歌」の当時すでに人気スターだった三橋美智也に対して、B面は期待の若手という位置づけだったのだろう。

 『浅草の屋根の下』という曲が一時ヒットしたことがあるらしい。東映の映画にも顔を出していたようだということくらいしかわからない。

 

 

 

 

作詞 佐藤貞雄

作曲 桑山真弓

編曲 山口俊郎

歌  北見和夫

    

1 鳥さえ飛ばぬと いわれた炭礦(ヤマ)に

  黒いダイヤの 花が咲く

  雪に輝く 山並みこえりゃ

  ひびく希望の 炭礦(ヤマ)の歌

  ここがおいらの 大夕張

 

2  一代限りと思っていたが

  今じゃかわいい孫もある

  せがれ炭礦(ヤマ)でも自慢の男

  折り紙ついた採炭夫

  炭礦(ヤマ)一番の 採炭夫

 

3  唄は流れる 炭礦(ヤマ)中に響く

   務め果たした 気の軽さ

  舗装道路に 靴音高く

  ふかすたばこの このうまさ

  ここがおいらの 大夕張

 


同じレコードのA面『大夕張の歌』はこちら↓

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