昭和45年頃 鹿島警察官派出所
2022-11-02
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聞くところによると、派出所と交番は同じ意味なんだそうだ。
今の、『派出所=交番』から想起する建物には似つかわしくない大きな建物。
昭和28年以降、夕張警察署の分署、警部派出所だった頃の時代に建てられた建物なのだろう。
所轄(鹿島・南部)の人口2万人以上だった当時、駅前に並んで建っていた消防と共に、人の命と地域の安全を守るにふさわしいものだった。
昭和45年頃の、この頃にはすでに、人口減で警部派出所から格下げになっていたが、目にしていたその立派な外観は、派出所=交番というものではなく、まさに大夕張の警察「けいさつ」といった趣があった。
【大夕張の警察】
- 昭和4年
夕張警察署大夕張警部補派出所(大夕張地区,沼の沢,清水沢,真谷地炭山と市街を受持ち区域)と大夕張巡査駐在所が設置される。 - 昭和6年
南大夕張巡査駐在所が大夕張南巡査駐在所として移転。 - 昭和15年
大夕張炭山と称して請願巡査部長1名と巡査1名の派出所が置かれ警備にあたる。 - 昭和17年
鹿島警部補派出所鹿島巡査駐在所,鹿島南巡査駐在所と改称(大夕張から鹿島への字名改称による) - 昭和25年4月
明石町に巡査駐在所が新設(明石町,常盤,桜ヶ岡,開拓を受持ち区域) - 昭和27年8月
鹿島警部補派出所は警部派出所に昇格。 - 昭和28年11月
夕張市警察署鹿島分署が設置。(鹿島と南部地区の警備を担当) - 昭和29年12月
札幌方面夕張方面警察署鹿島警部派出所となる(新警察法)。 - 昭和43年4月
巡査部長の警察官派出所となる(人口減)。 - 昭和49年4月
閉山後の統廃合で,鹿島南警察官駐在所(千年町)のあとに鹿島警察官駐在所設置。
(2020年2月13日 公開)
(2022年11月2日 更新)