成田利夫さんに教えてもらった、白い実がなる草( 木 )の名前、フッキソウ | 高橋正朝 #121
私の前回の投稿、続・ふるさと大夕張 # 120 〘 名前を知らない草木の実2種類 〙に対し、成田利夫さんからコメントがありました。
名前を知らなかった白い実の草は、フッキソウという名だということで、URL が添付されていました。
その URL は、以下のとおりです。
tiotrinitatis.com/hunter/pachysandra-terminalis_nov18
早速開いてみました。
そこには、私が、鹿島東小学校時代に見た草の写真がでていました。
私が食した白い実の写真もあった。
実をつけるから、当然、花が咲いたわけだが、私はそれを見ていない。
実をつけるのは、私は初夏だと思っていたが、記事の解説には秋と書かれており、私の記憶とは違っていた。
これは、個体差によるものか、それとも、まったくの私の記憶違いなのか ••••••。
大夕張でこの実を目撃したのが、せめて100例ぐらいあれば、もう少し見当がつくのだが ••••••。
季語では、夏となっている。 晩春と書かれたものもあった。
私は、この実は、草の実だと思っていたが、この植物は、見た目の印象とは違って、植物学的には木と分類されている。
このフッキソウまたはフツキソウは、漢字では富貴草と、木ではなく、草を宛てている。
私の実見としては草である。
昔の日本人も、草の種類としていたからこそ、富貴草と、草の種類にしたのだろう。
病害虫に強く、半日陰の適度な湿地を好む植生と解説されているのも、私が、小学生時代に受けた印象と一致する。
葉には、ステロイドやアルカロイドが含まれ、乾燥させて、生薬に用いていたことも書かれていた。
普通のバクテリアや害虫にとっては、ステロイドやアルカロイドは毒性だから、どおりで、虫に食われたのを見たことがなかったのは当然と言えば当然だ。
いくつかあるネットの記事の写真には、葉の一部が少々腐っているように見えたものがあったが、これは、私には、鳥のフンのように見えた。
成田さんに教えてもらった URL にも書かれていましたが、食べる際には、2〜3ケに留めるのが無難のようです。 白い実についての説明のネットの記事は少ないが、以下の文章が、短文で要領よくまとまっていたので添付します。
食・毒・薬
漢方では、果実を乾燥させたものに強壮の効能があるとしています。有毒であるという報告はないようですが、 アイヌ民族ではフッキソウの全草を乾燥したものを胃腸薬として用いるとされているので、食べるのは避けるべきでしょう。
上記の太字の文章は、以下の URL から抜粋したものです。
花は、花びらができない穂状花序で、上部が雄花、下部が雌花と説明され、マレに実ができると解説があった。
私は、この草( 木 )を普通に見かけたが、実を見つけたのはマレだったのも、記事の内容と一致する。
フッキソウの白い実については、オンコの赤い実の毒性の説明のように、危険性を感じる叙述にはなっていない。 したがって、どの程度の毒性があるのか、今ひとつピンとこない。
私は、前回の投稿に記述したように、鹿島東小学校時代の3年間ぐらいで、せいぜい10ケぐらいしか食べていないが、成田さんは、よく食べていたみたいですね ••••••。
知らなかったこととは言え、2人とも、推奨されないものを食べていたわけだ。
成田さんから教えてもらった URL の写真を見て、『 ア、この実なら、私も食べた 』という人が、他にもでてきそう ••••••。
(2022年12月3日 記)
昭和23年11月に明石町生まれ。鹿島東小学校から鹿島中学校に進み、夕張工業高校の1年の3学期に札幌に一家で転住。以後、仕事の関係で海外で長く生活。現在は、タイ、バンコクで暮らす。
少年時代、たぶん口に入れた覚えはなくとも名も知らぬ植物のひとつとして目にしていたであろうフッキソウ。
漢字で書くと『富貴草』
ママゴトの材料や、口に入れて楽しんだ木の実なども、上品で透き通った白い実は、子どもにとってあまり面白みがなかったのかもしれない・・・。