初音沢より夕張岳 ~竹の子採りの思い出~ | Kawauchi Masami
私10年前まで大夕張に山菜取りに毎年取りに行きました。
今回、『竹の子 皮剥き器』を紹介します。
私が作ったオリジナルです。
竹の子の皮に線を入れる器具の真ん中に、カッターの刃が付いてます。
この時カッターの刃を短く折って、刃は出過ぎない様に注意して取り付けます。
身っこに傷をつけたらだめです。
V型なので竹の子の太い所から先に向けずらすと、真ん中に線が入ります。
竹の子がないので、ドライバーを竹の子がわりに使って、使い方をやってみました。(上の写真)
竹の子を生のうち、この道具で線を入れてから湯がきます。
そしたら水で冷やしてから付けた線の所から剥きます。
すると線の入れた所から、つるりん と 皮が剥けます。
これは母親や近所人が包丁で縦に包丁を入れてましたが、竹の子先の美味しい所を切ってしまっては、勿体ないので私が考えました。
竹の子を取りに行く時にはリュックと丈夫な手さげバックを持って行き、山の中にリュックを置いてリュックに 目覚し時計の様なアラームの鳴るものを作り、リュックに置いて行きます。
手下げバックを持って、アラームの聞こえる範囲で竹の子取って戻ってきます。 一リュック、約600本入ります。
いっぱいになったリックを背負い、山を降りてる時竹の子を見つけると大変です。
重いリックを背負ったまましゃがみ、採るのですが、見ると採りたくなるのです。
昔ガンビ原って言ったかな、林道で大夕張と遠幌間ぐらいの山で、二時間かけて採った竹の子のリュックが重いので、そこに置き手提げ袋に取り始めました。
リュックを見失い、半べそかきながら一時間かけて、ようやく見つけたこと有りました。
その時にこのアラームを考えました。
あと アイヌネギを取る道具。
ヘラなんですけど、わざと刃はつけてません。
このヘラをアイヌネギの出てる土の中に刺します。
うまく当たると根元で折れて、汚い殻を土に残してぬけてきます。
美味しい茎を少しでも長く取る様に、束になっているのは葉っぱを鷲掴みにして根っこの上辺りをヘラで突っくと綺麗にネギだけ抜けます。
今はわかりませんが1980年ごろ、遠幌の橋手前の清水沢寄りの所から山に入って、大夕張・官行の3kmぐらいに左に登っていく道がありました。
ここには砕石現場が有りました。
この道と繋がっていました。竹の子の宝庫でした。
この写真は、そのときに初音沢の方から撮った夕張岳の写真です。
(2020年4月30日/2023年5月30日 記)
(筆者紹介)
昭和29年6月生まれ三男として 南清水沢で生まれ、2歳の時、緑町に、のち春日町で18歳まで大夕張で暮らす。昭和48年、一時大阪へ転出するが、昭和50年帰郷、南大夕張鉱業所ヘ就職し、平成2年3月の閉山まで勤務。