写真 昭和40年南部貯木場 その2
『懐かしき貯木場(南部)|大阪の小林』に掲載の写真4点のうち、一枚。
この写真は、以前掲載した『写真 昭和40年南部貯木場 その1』の位置関係でいうと、同じ山を背景に視点を右に振ったかたちになる。
おそらく写真を撮影した人は、その1の写真を撮ってから、数十メートル右に歩いて山側を背景にふたたび貯木場を撮影したと思われる。
この写真でいうと左にうつる2階建の建物が、その1の写真の右側に写っている。
ただ、残念ながらおそらく数十メートルの移動した距離があるため二枚を合わせても一枚の写真にはならなかった。
実は先日、これらの写真を送ってくれた『大阪の小林』さんから思いがけずメールがあった。
南部貯木場の写真がカラー化への感想と、当時の友人たちとその写真を共有した(する)という内容だった。
『ふるさと大夕張』からすでに久しく、メールでの連絡方法がわからなくなっていただけに、メールのやりとりができたのは嬉しかった。
『大阪の小林』さんのプロフィールは、投稿された文章以外のことは、私はまったく知らない。下のお名前も知らない。
ただ昭和40年時大学生だった『大阪の小林』さんは、当時小学4年生だった自分の、人生の先を歩まれた大先輩であることは確かだ。
58年前、縁あってはるばる関西からやって来た三人の学生の南大夕張営林署でのアルバイトの日々と、地元の子どもたちの交流の思い出、その後の南部再訪の旅の思いは、しっかりと、故郷とつながっている。
そんなこともあり今回は、昭和40年南部貯木場の写真の四枚の内の一枚をカラー化した。
実は、貯木場だったこの辺り昨年2022年の8月下旬、大夕張を訪ねていった際、寄ったことがあった。
大夕張でもみた黄色い花が、季節柄ここの広い空き地にもいっぱいに咲き誇っていた。
花の写真を撮りながら、車を止めた近くにあった新しい小さな建物の看板に『栗山警察署南部駐在所』と書かれているのが目にとまった。
「そうか、夕張警察署ももうないのだった」と、その時あらためて思った。