1997年の現実

33192

『集団移転に伴う一時保管場所』

 

解体された資材が積み重なり置かれた場所のそばに、そう書かれた看板があった。

 

そこには大型の家財道具や生活用品のようなものが無造作に置かれていた印象があった。

  

一時保管?なんのために・・・置かれていた場所なのかはわからなかった。

  

ただ、家庭の家財道具や不要物の集積場、いわゆる大型ゴミ置き場のようにその時見えたことは確かだった。

 

そんな場所があった。

 

 

懐かしい風景と場所を巡りながら歩いていると、住民の撤退が迫り、あらためて大夕張がなくなってしまうのだという現実を突きつけられた一瞬でもあった。

 

1997年5月撮影

 

 

 

 

 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

アップロードファイルの最大サイズ: 5 MB。 画像, 音声, 動画, 文書, スプレッドシート, 対話型, テキスト, アーカイブ, コード, その他 をアップロードできます。 Youtube、Facebook、Twitter および他サービスへのリンクは自動的にコメント内に埋め込まれます。 ここにファイルをドロップ