サーカス小屋のオートバイ
「大夕張駅上空から」の写真に昨日、JUNさんから次のコメントがあった。
以前書いたか、読んだかしたように思うけど、グラウンドの「木組み」は建設中のサーカス小屋。
何棟かあったような。
この中に(?)金属網でできた巨大な地球儀のような球体を固定し、その中でオートバイを走らせていたのを見た。
遠心力があるから逆さになっても落っこちないことは理解できても、その度胸にはびっくりしたなあ~ なのでした。
(他の年と混同して覚えている可能性があります。これを見た方はいませんか?)
鹿島小学校に建設中の木組みのような建物がサーカス小屋であろうということを、確かに以前誰かに聞いたことがあった。
ひょっとしたらJUNさん本人からだったかもしれない。
実は、今までで一度だけ、JUNさんがいうようなオートバイの曲芸をみたことがある。
まだ弟が生まれる前の、4、5歳の頃で、昭和35年頃の記憶だ。
そこには、大きな鳥かごのような球体の舞台が中央にあり、周囲に観客席が設けられていた。
暗い会場の中にスポットライトが当たり、網の向こうをオートバイが爆音を立てて縦横無尽に走り回っていた。
当時は遠心力という言葉も知らず、横になっても、逆さになっても走り続けるオートバイの姿は、とても奇妙な光景に思えた。
幼い自分は、耳をつんざくような爆音と、排気ガスのむせ返るようなにおいが気になり、暗い会場の雰囲気とあいまって、あまり楽しむことはできなかった。
それでも、この時の体験は、切り取られて、強烈に頭の中に焼き付いて残った。
ただ、これを見たのは、大夕張だったという記憶の確証がない。
父がまだ元気な頃、大夕張から札幌に何度か出かけた時に見た出来事だったような気もするし、はっきりとしない。
2、3年前木下サーカスのオートバイの曲芸を特集した番組をたまたま見たことがあった。
その時、小さい頃にみたオートバイの曲芸をすぐに思い出した。
はるか遠い昔の出来事かと思っていたら、その技は脈々と受け継がれて、現在も各地でお祭りやイベントなどで興行しているようだ。
YOUTUBEで検索すると、その様子をみることができる。
興行先では、今も大勢の観客を集めているようだ。
鹿島小学校のグラウンドに建設中の会場の大きさも、校舎の大きさと比べてわかるようにかなり大きい。
当日開催されたオートバイの興行も、お祭りの人出とあいまって大勢の人が集まり、にぎわっていたことだろう。
(2023年6月28日 記)