初冠雪の夕張岳と白銀橋

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 2022年10月に撮影した写真。

 

 美しい風景を見ていると心が穏やかに安まる。

 なのに。

   

 忘れていた悲しみが頭をもたげるように、かつて誰かも言っていたが湖面に顔を出す木々が墓標のように見えてくる複雑な感情。

 

 

 20代の頃、深夜ドライブと称して札幌から2時間圏内のところへよくでかけていた。

 

 郊外にでると車のヘッドライトに照らし出された以外のところはほとんどみえなくなる。

 街灯もないこの辺りはどうなのだろう。

 

 今の時期、虫の鳴き声をBGMに、月明かりや星明りに照らされて空は輝いているか。

 

 それともあの大嫌いだった『大夕張の雨の日』のように低く垂れ込めた雲がすべてを覆い、漆黒の闇があたりを支配しているのか。

  

 

 そんな時々、どんな感情がわきおこるのか、その場に身を置いて自分を試してみたくもあるが、今は想像するだけにしておこう。

  

 

 撮影場所は、下のGoogleの地図を参照。

 

 

 

2022年10月20日撮影

 

 

 

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