正月の楽しみ 新年特大号 |飯田雅人 

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 子供の頃,お年玉の使い道は,まず漫画本でした。

 
 小学生の頃は,漫画雑誌・・『少年』『冒険王』『少年画報』『ぼくら』等といった少年漫画雑誌が出ていて,これらは当時月刊で、しかも毎月買えるほど豊かではなく、読めなかった号の話は友達の家へ行っては、読んでくるというような読み方をしていました。

 
 これら月刊少年漫画雑誌の新年特大号は、その名に違わず、付録が豪華なもので、別冊の漫画がついていたり、正月向けのすごろくやカルタがついていました。

 
 閉じ込みの付録で本が分厚く盛り上がり,ゴムで十文字に縛り上げられたそれらの雑誌はお正月を楽しむには十分なものでした。

 

 いつの頃からか、漫画雑誌も『少年サンデー』や『少年マガジン』などの週刊雑誌を中心に読むようになり,そんなお正月の楽しみ方もなくなりました。

 

(2001年1月8日 記)


思い出ばなし

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