番外編••••••BKK の水かけ祭り( Songkran ) |高橋正朝 # 191
今回の投稿は、大夕張とは、まったく関係ありません。
しかし、掲載してくれるかどうか不明なものの、投稿してみようかという気になったのは、先月、3月16日に、実に、23年ぶりになる、関西在住の日本人家族からメールが入りました。
23年前の当時、私はそれまで貯めたお金でもって、まる3年間旅行していました。 東南アジアが1年間、ヨーロッパが2年間でした。
メールをくれたその人たちとは、アムステルダムで遭いました。
その後、数回ほど、メールやハガキなどでやり取りしてましたが、私の以前のメルアドには未到着のメールがあったり、また、私の所有物をアパートの大家に処分されたりで、日本にあった住所には郵便物も届きませんでした。 相手からすると、私は行方不明だったわけです。 もしかすると、すでに死亡 ••••••。
以前の私のメルアドは、消滅させてはおらず、そのため、未到着のメールはあるにしても、そのメルアドで連絡可能な人たちもまだおり、関西在住の人は、諦めモードで私の旧いメルアドにメールした今回は、無事到着したわけです。
その人たちは、今年の2月にバンコクに旅行に来ていたらしく、私がバンコクに住んでいることは知らなかったので、まぁ、会えなかったのはやむを得なかったことでした。
その人たちは、〘 水かけ祭り( ソンクラン ) 〙のことは、ガイドブックに書かれた表面的なことしか知らなかったので、それで、かなり以前に撮った写真でしたが送付しました。
かなり以前、大夕張出身者に電話したとき、何人かに〘 水かけ祭り( ソンクラン ) 〙のことを話したのですが、やはり言葉だけだとピンとこなかったようでした。
それで、〘 水かけ祭り( ソンクラン ) 〙の写真を、ここに投稿することに思い至ったわけです。
東北や北海道の桜の満開はこれからですが、タイは、すぐに、最大のお祭りが始まります。]
バンコクでの〘 水かけ祭り( ソンクラン ) 〙
の写真をメールします。
水かけ祭りは、インドシナ半島の国々では、日にちが多少ズレますが、同じような時期にする祭りです。
タイでは、この時期から5月半ばが最も暑い気候になる。
どのような祭りでも楽しいものですが、このソンクランは、 私が、1番好きなタイでの祭りだ。
タイのソンクランは、 4月13、14、15日の3日間で、 土日にかかれば、 その日数だけ〘 水かけ祭り( Songkran ) 〙が長くなる。
タイの地方、チェンマイやパタヤなどでは、例年でも1週間ぐらい続けるところもあります。
バンコクのソンクランは例年だと3日間だけですが、 今年は金曜日から月曜日の間、すなわち4月12日から16日の5日間になります。
以前の国家元首であったプミポン国王が亡くなった年は、祭りの類や祝い事は一切ストップ。
翌年の〘 水かけ祭り( Songkran ) 〙は、 BKK 市内の一部地域だけで実行されましたが、静かなものでした。
それで、翌年からは以前のように大騒ぎをするだろうと思っていたのですが、案に相違して静かなものでした。
ただし、世界中のバックパッカーが集まる〘 カオサン通り 〙界隈と〘 シーロム 〙界隈は賑やかでしたが、以前の騒々しさはありません。
チェンマイのソンクランは、タイで1番賑やかだそうですが、ソンクランの時期に私はまだ1度も行ったことがない。 行こう、行こうと思いつつ、いまだに実行していません。
添付のソンクランの写真は、十数年前に外国人の友人にメールしたものが元で、その後、複数の人たちにも送付しました。
これらの写真は、5年前にコピーしたものです。 英文のキャプションを書き込んでいますが、PC を取り出して再編集せず、そのまま使用しました。
29枚目の2人の白人女性の写真がありますが、 そのキャプションは、
『 The women who come in from the cold. 』
としました。
このキャプションをつけた私の意図は、誰もわかってくれなかった。 通訳をしている日本人の私の友人にも意味不明だった。
これは、ある小説とそれをもとにした映画のタイトルを模したキャプションです。
小説と映画の題に含まれている人称は、『 man 』 ですが、この2人の白人女性の国籍は写真には書き込まなかったのですが、全体のキャプションから、国籍はロシア人だろうと、写真を見た人に連想して欲しかったわけです。
スパイ活劇の 『 007 』 の映画が大当たりしましたが、あのころは、スパイ映画がたくさん作られていました。 そのなかで、小説も映画も高評価だったのが、
ジョン・ル・カレ 原作の
『 The man who come in from the cold. 』
でした。
邦訳は、
『 寒い国から帰ってきたスパイ 』
私の生半可な下手な英語の翻訳だと、
『 寒い国から来たスパイ 』
としてしまうでしょう。
この映画は、私は見ていないし、翻訳本も読んでいない。 DVD が見つかれば購入しようと思ってはいるが、執着して探し回っているわけではない。
東西冷戦時代のスパイ活動のストーリーで、今でも評価の高い小説と映画だそうです。 映画は、リチャード・バートン が主役で、粗筋が、雑誌の映画コーナーに載っていた。
話を、29枚目の写真に戻す。 私の意図は、写真を見た人が、キャプションを読んで、『 寒い国から帰ってきたスパイ 』の小説か映画を連想し、この写真の2人の女性はロシア人だとわかって欲しかったわけだが、そうはならなかった。
森鷗外は、『 高瀬舟 』を発表したが、読んだ者が、鷗外が意図したものとは違う理解をした者が大勢いたのが気に食わず、わざわざ『 高瀬舟異聞 』を書いている。 表現者が意図したように受け取り側が理解するかどうかはわからない。 至極当然なことなのだが ••••••。
30枚の写真は、オリジナルから Pixel を 640 x 480 に縮小したので、メール自体はそれほど重くなく、開くと、 そのまま見れるはずです。
(2024年4月7日 記)
(筆者略歴)
昭和23年11月に明石町生まれ。鹿島東小学校から鹿島中学校に進み、夕張工業高校の1年の3学期に札幌に一家で転住。以後、仕事の関係で海外で長く生活。現在は、タイ、バンコクで暮らす。
メール宛先:taka-jp@outlook.com (メール宛先変更になりました)
寒い国から来た二人
たぶん北欧か?
と思っていました
大夕張出身の高橋さんのタイ・バンコクからの一足早いお祭りの風景。
道行く、みず知らぬ人同士、水を通して楽しむ光景、人々の笑顔になんだか懐かしくなる・・・。
ふと水デッポウで打ち合いをしたり、水道のホースで水を「かけあっこ」した遠い日のことを思い出しました。
素朴だけれど、この写真からも感じる一体感、いいなあ。
大夕張というキーワードを通して外国の文化にふれる。
そんな貴重な写真ありがとうございます。
楽しめました。