大夕張山歩記 山菜採り 6月

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6月は山菜採りのハイシーズン。

自分の身の周りにも、山菜採りを趣味としている人たちがいて、休日になると毎週のようにでかける。

それぞれ自分のしまをもっていて、その場所はそれぞれ『秘密』のようだ。 

 

山菜採りは人を夢中にさせるようで、『Kawauchiさんの初音沢より夕張岳~竹の子採りの思い出~』を読むと、ほんとうにすごい工夫をされている。

 

ただ、山に山菜採りに入って羆や遭難事故に遭うとか、似た山菜を採ってきて食べて食中毒になるといった事故は、昔も今もよく聞く話だ。

   

ふきが6月の項に登場するのは意外だった。

冷涼だった大夕張の気候をあらためて思った。

蕗(フキ)

 


山菜採り

6月

ゼンマイ

初旬、やちゼンマイが官行 ?km の沢で採れる。

ゆで干すと越冬用の食用となる。

湿地にもある。

本ゼンマイ(内地ゼンマイともいう)は量が少なくないが、明石町や開拓にみられる。

 

たけのこ

広島や由仁ものより細めだが、味はよい。

竹やぶに入らなければならないが、知る人ぞ知る貴重品。

ゆでてその汁で塩蔵するとながもちする。

 

かごたけ

たけのこの時期に笹やぶやマツの木の下でかごたけ(あみだけ)も採れる。

味噌にすると美味しい。

 

ふき

初旬よりふきとりがはじまる。

採る期間が長く7月末まで2番ぶきがよい。

切ったら水がサーッとでるふきがよい。

大夕張の沢という沢がふきだが、やっぱり密生している場所でわきぶきがよい。

ゆでて塩蔵する。

 

わらび

多少はとれるが、竹やぶの中や笹やぶで苦労する。

回数を重ねると結構つけることができる。

このころ春ボリボリも口にできる回数が少ない。

 

 

以下 続

 

 

(米澤作朗氏記 『鹿島のあゆみ』より)

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