吹雪の中のスキー

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昭和45年(1970年)頃

 

一月頃、今年の少雪に付いて帳尻あわせはくるのか・・・・・と書いたことがあったが、2月20日現在、やっぱり「帳尻はあった」

札幌ではここ一週間、毎日大雪が続く。

   

さて、表題に付けた「吹雪」。

この日、吹雪と言えるのかどうか。

写真を見てもかなり横殴りの雪が吹き付ける一日であった。 

 

そうではあっても、大夕張の日々の中では、ほんのあたりまえの雪の一日だったのかもしれない。

 

そんなある日。

   

家にいてヒマをもてあました兄弟がスキーを履いて家を出た。

父がカメラをもって後を追う。

 

弟はカメラを持った父に笑顔を向ける。兄は、ナンデコンナフブキニスキー・・・と不満げにも見える顔でそっけない。

 

 

場所は、富士見町3丁目のブロックから1丁目のスキー場へと続く山の斜面。

 

2丁目と3丁目の間の通りを線路から山の方に向かうと道なりに右手に曲がる。そのまま進むと3丁目のブロック や、啓心寮裏のテニスコート、礦業所の倶楽部に行き当たる。 

 

2丁目と3丁目の間の通りを曲がらずに、まっすぐ進む道路の「跡」があった。

 

周囲には住宅はなく、炭砿住宅があったような平坦な空き地が何ヶ所かあった。

 

夏には平坦になったその空き地や、そこに残っていた木材を拾って遊んだ記憶もある。

最盛期には、ここも炭砿住宅が建ち並んでいた場所だった。

    

冬は、道路とその周辺には木も茂らず、程よい坂のスキー遊びの場所になったのだ。

 

ここからスキー場には、写真でいえば向かって左側に進むとすぐだった。

 

しかしながら、この日は、この後スキー場に行ったという記憶はない。

 

 

 

 

 

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