昭和40年頃の街並み

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労働組合の解散誌からの全景写真。

 鹿島小学校グラウンドのバックネットの裏を通り、大夕張神社に上がり、見下ろすと大夕張の町が手に取るように見えました。

 正面に夕張岳がそびえ、狭い盆地にひしめきあう炭砿住宅。

 町の中央をときおり、黒煙をはきながら走る蒸気機関車と、灰色の車体をした三菱バスが町の中をゆっくり走っていくのがよく見えました。学校や病院・映画館,街のすべてがまるでミニュチアのように整然と配置され、家々の鉄板の屋根が太陽の光を浴びて鈍く輝いていました。

 ここにいると時間がゆっくりとながれ、いつまでもあきずに町をみおろしていることができました。のんびりと過ごしていた時間の中で、浄水場近くに設置されていたサイレンが突然響き、驚かされました。

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