大夕張つれづれ■ローソクもらい■|高橋正朝 #30

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 2013/12/18 に愛知県在住の KS さんが書き込んだ、「 七夕 」に歌を歌って「 ろうそく 」を貰う風習の叙述がありました。

 私の記憶では、その歌は「 ♪ローソク出せ~出せよ~、出さないとカチャクぞ~♪ 」というものでした。

 この「 カッチャク 」という言葉は我々は普通に使っていましたが、北海道の方言だと思うので、ウエブで「 カッチャク 」と打ち込んでチェックしたら、その意味も出ていましたが、「 ローソクもらい 』という項目も出てきました。

 その項目を開いてみたら、まさしく我々が子供のころの行事でした。   
それを読むと、函館や札幌をはじめ、全道的に行われていたようです。

 今でも行われている風習かどうかは知りませんが・・・・・・。

 50年前に、一家で札幌に引っ越しましたが、その周辺には「 ローソクもらい 」の風習は無かった。

 薄暗くなってから提灯ぶら下げて歌を歌いながら歩くのは、とても楽しかった。大体夜の8時から9時ぐらいまで、そういうことをしていたような気がする。

 「 ローソクもらい 」のいくつかある項目の中には、アメリカの「 ハロウィン 」の風習に言及しているのもありました。

 家々を廻って、「 ♪ローソク出せ~出せよ~、出さないとカチャクぞ~♪ 」と歌いながら集めたローソクは結構な量になり、私や遊び仲間はそれを「 ガマの穂 」に垂らし込み、それに火をつけて「 タイマツ 」にして遊んでいました。

 「 ガマの穂 」は、 シューパロ川沿いや、「 開拓 」を通ってずーっと歩いて行くと、 人の住んでいない農家の廃屋に当たりましたが、そこに行くまでの幾つかの沼地に生えていました。

 「 肥後の守 」を持っていないとき、偶然に「 ガマの穂 」を見つけたときは、歯で噛みつきながらへし折って手に入れたものです。

 東小学校5年生のときに気づきましたが、明石町駅のホームの清水沢方面寄りで、山側に溜池がありましたが、その片隅にも「 ガマの穂 」が生えていました。

 その溜池は、『ふるさと大夕張』の明石町の写真のコーナーにも貼り出されています。

 その写真は、カゴを担いでいる人たちが写っており、大夕張鉄道の保線小屋の後部が写っています。

 この溜池の水は、さらに上部の山から流れてきていましたが、 下流は、 明石町駅の側を通って、ブタ小屋の側を通ってシューパロ川に注いでいました。


高橋 正朝 ( たかはし まさとも ) 2014/01/12 _ 09:59:00

昭和23年11月に明石町生まれ。鹿島東小学校から鹿島中学校に進み、夕張工業高校の1年の3学期に札幌に一家で転住。


大夕張つれづれ

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