大夕張つれづれ■エフレム・ジンバリスト■|高橋正朝 #46
昨日読み終えた本がある。
光文社文庫、大下英治、「ソニー・勝利の法則」副題が、小説「井深大と盛田昭夫」である。
初版は、1998年11月20日となっており、読んだ本は5刷である。ソニーのバッテリ-と補聴器のこと、それと当時の少年サンデーか、少年マガジンの背表紙に描かれていた、漫画家の岡部冬彦のソニーの宣伝マンガのことが、書かれているかもしれない、と思って読み始めてみたが、岡部冬彦の漫画のこと以外は言及はなかった。
7割ぐらいは、他の本や雑誌などで書かれていた既知の内容である。56ページ目に、知らないことで目についた叙述があった。
盛田昭夫の母親の芸術趣味のことで、バイオリニストのエフレム・ジンバリストのことが出てきた。私はこの人物のことは、名前も人物像も全く知らない。大変珍しい名前で、普通の英米的な名前ではないし、フランスやイタリア的でもない。
私が知っている名前で、エフレム・ジンバリスト・ジュニアという名前がある。
そう、この名前は、私が鹿島中学校1年から、3年生ぐらいまでに、テレビで放送されていた、『サンセット77』の主人公の探偵の名前である。
私の年代では、この番組をみた人も多いはずだ。
インターネットの時代は便利だ。
エフレム・ジンバリストと、エフレム・ジンバリスト・ジュニア、それぞれがウィキペディアの項目に出ていた。
親子である。この項目の記事で知ったのは、エフレム・ジンバリストは、ユダヤ系ロシア人、その妻はユダヤ系ルーマニア人、とある。
ジュニアは、アメリカ生まれと記載されている。
ウィキペディアはもちろん、ネットに書き込みされたことは常に正しいとは限らないが、この件は信用してもいいだろうと思う。どうりで、名前が普通の英米的でないのが分かった。
エフレム・ジンバリスト・ジュニアは、私の好きな俳優だが、映画で見たのは、「エアポート’75」の機長役、それとオードリー・ヘップバーンの夫役で出演した「暗くなるまで待って」である。
あと、たしか「砂嵐」という邦題だった思う映画があったが、これはウィキペディアでは言及がない。
「サンセット77」では、もう1人の探偵に、ロジャー・スミスがいた。女優のアン・マーグレットと結婚しているが、映画雑誌で、彼女のことを「大根」と書いた記事を読んだことがある。
ヒドイ書きようだが、 その映画雑誌名は忘れた。
スェーデン系の美人女優で、スティーブ・マックイーンの「シンシナティ・キッド」にも出演していたので、我々の年代では覚えている人も多いと思う。
「サンセット77」に出演していた2人の探偵の俳優の名前は覚えていたが、 配役名は覚えていない。
逆に配役名しか覚えていなかったのが、いつもクシで髪をなでつけていた「クーキー」だ。
マカロニウエスタンに出演した映画をみたことがあったが、題名も内容も全く覚えていない。
小太りの競馬好きのオッサンの場合は、俳優名も配役名も覚えていない。
「奥さまは魔女」「アイラブルーシー」「ボナンザ」「ローンレンジャー」などのDVDが、安い値段で発売されているが、そのうち買ってみてみようと思っている。
高橋 正朝 ( たかはし まさとも ) 2015/10/20 _ 10:26:11
昭和23年11月に明石町生まれ。鹿島東小学校から鹿島中学校に進み、夕張工業高校の1年の3学期に札幌に一家で転住。
YOUTUBEに「サンセット77」のテーマがありました。
当時アメリカのテレビドラマがはやっていました。
TV草創期、うろ覚えですが、「セブティセブン、サンセッセッ、ちゃちゃちゃ」という
あのリズムは、頭の中に入っていました。
最初の配役紹介では、「エフレム・ジンバリスト・ジュニア」と「ロジャースミス」の二人につづいて、クーキー役の「エド・バーンズ」がコールされています。