大夕張つれづれ■雁皮■|高橋正朝 #56
2020-06-30
2020-08-10
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前回、このコーナーに書き込むとき、「雁皮」という単語が、私が使用しているパソコンでは出てこなかった。
大夕張では普通に使っている名称だが、一般的でない、つまり方言かなぁ、と思い、広辞苑でチェックしてみたら、ちゃんと見出しにあった。
今ではほとんど使用しない名詞だから、私のパソコンには搭載していなかったのだろう。辞書登録し、メーカーサイドに自動送信した。
「塊炭」の名詞も同様である。
広辞苑には見出しがあったが、私のパソコンでは出てこなかった言葉である。
大夕張では石炭を焚いて煮炊きや暖房をとっていたわけだから、石炭に火をつけるには、焚付けが必要なのはよく知っている。生活に石炭を使用しない現在では、「焚付け」といっても知らない人が普通だろう。
「焚付け」という名詞も、広辞苑に記載されている。この言葉は、パソコンでキーを叩いたら出てきた。
でも、まぁ、都会の人たちは知らないだろうなぁ・・・・・・。辞書によっては、これらの名詞は見出しにないかもしれない。
我々が、子供のころ、樹皮が何層かにはがれて、火が付きやすいものをすべて「雁皮」と呼称していたが、辞書を見ると、どうも、本来の「雁皮」とは違っていたようである。
「雁皮」は、西日本の山地に自生する、2メートルぐらいの落葉低木、とでていた。
高橋 正朝 ( たかはし まさとも )2016/03/22 _ 13:38:32
昭和23年11月に明石町生まれ。鹿島東小学校から鹿島中学校に進み、夕張工業高校の1年の3学期に札幌に一家で転住