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閉山前の大夕張の映像

1997年から1998年にかけて「ダムに沈むまち大夕張」としての報道が各機関で取り上げられました。

その中に、昔の大夕張を紹介する映像がたびたび流されました。

ここの映像は、その中でも1997年7月6日(日曜日)に放送された『新・北海道中ひざくりげ』の「故郷を心に刻む旅」の中で流れたものです。

二木珠江さんの手紙とともに紹介されました。

(ナレーションは、BGM『夕べの星』(甘茶の音楽工房)に差し替えてあります。

 

【二木珠江さんの手紙】

 当時は石炭産業の栄えた時代でした。

 子どもの数も多く、一家に5人というのも珍しくない時代でした。

 本当に町全体がにぎやかでした。

 まだ幼かった私にとって、一番の楽しみだったのが、5月の山祭りでした。

 祭りの日には駅前通りにずらっと露店が建並びました。

 金魚すくい、綿飴、お面やさん、ふだんは24時間操業の炭鉱もお祭りの時だけは三連休。

 大人も子どもも神輿と一緒に町を練り歩いたものです。

 しかし、時代の流れなのかもしれません。

 やがて炭鉱は閉山し、あの頃のにぎわいはなくなっていったのです。

 

 

 

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