2022-04-18
2024-06-01
40590
閉山前の大夕張の映像
1997年から1998年にかけて「ダムに沈むまち大夕張」としての報道が各機関で取り上げられました。
その中に、昔の大夕張を紹介する映像がたびたび流されました。
ここの映像は、その中でも1997年7月6日(日曜日)に放送された『新・北海道中ひざくりげ』の「故郷を心に刻む旅」の中で流れたものです。
二木珠江さんの手紙とともに紹介されました。
【二木珠江さんの手紙】
当時は石炭産業の栄えた時代でした。
子どもの数も多く、一家に5人というのも珍しくない時代でした。
本当に町全体がにぎやかでした。
まだ幼かった私にとって、一番の楽しみだったのが、5月の山祭りでした。
祭りの日には駅前通りにずらっと露店が建並びました。
金魚すくい、綿飴、お面やさん、ふだんは24時間操業の炭鉱もお祭りの時だけは三連休。
大人も子どもも神輿と一緒に町を練り歩いたものです。
しかし、時代の流れなのかもしれません。
やがて炭鉱は閉山し、あの頃のにぎわいはなくなっていったのです。