留萌市出身の作曲家、佐藤勝 | 高橋正朝 #89

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 前回 # 88 で、黒澤明の『 天国と地獄 』に言及したついでに、無料のユーチューブで、予告編などを観ました。

    

 DVD は持っているが、短くても、予告編のようなものを見るのは、これはこれで楽しい。

    

 いずれも数分間である。

 それでも、10ショートぐらいあり、英語字幕のものもあり、結構楽しめた。

 今回、初めて観たが、クリント・イーストウッド出演の荒野の用心棒と、黒澤の用心棒の画面対比をしたものがあった。

      

 ユーチューブには、無料と有料があるが、私は無料のみしか利用しない。

    

 会員になって、有料で購入すれば、映画をフルシーン見れるのだろうが、そこまでする気はない。

 無料のユーチューブの映画でも、中々いいものがあるからだ。

    

 ただ、油断がならないのは、1ヶ月に1〜2度だが、私が、映画を購入したことになることがある。

    

 7〜8年前にそれを見たときは、少なからず慌てた。

   

 悪戦苦闘して、2時間ぐらいかけて、それを削除した。 今は、5〜6分ぐらいで削除できる。 そして、朝晩、1日に2回チェックしている。

    

 今回も、同じことが出来した。

 余計な動作はしてないんだが ••••••。 理由は分からん ••••••。

    

 話が、随分とそれてきたが、話を元に戻すと、7〜8年前、何かの本で、黒澤明と作曲家の佐藤勝の間に、確執が生じていた、というのを読んだことがあった。

    

 黒澤明と確執が生じた作曲家は、黛敏郎だと思っていたので、ネットでチェックしてみたが、でてこない。

   

 黒澤明と佐藤勝でチェックしてみたが、これもでてこない。

 接続されるサーバーによっては、黒澤明と確執が生じた作曲家の名前がでてくるかもしれないが、私が、BKK でチェックする範囲ではでてこない。

    

 黛敏郎は有名だが、佐藤勝の名前は、黒澤明の映画音楽でしか知らなかった。

    

 この際だと思い、佐藤勝の名前をチェックしたら、黒澤明の映画音楽だけでなく、テレビドラマ、『 若者たち 』の作曲者だったことも記されていた。 これは、映画版もあるのは知っているが、テレビ・映画とも、私は、一度も見たことはない。

    

 さらに、佐藤勝の略歴を読んでいったら、留萌市出身とあった。

 

 北海道出身の映画音楽作曲者としては、ゴジラで有名な、釧路で生まれた伊福部昭がいるが、佐藤勝も北海道出身者だったのは、今の今まで知らなかった。

    

 今回、ネットで出てきた枝葉のほうもタップしてチェックしたもののうち、東宝がイタリア側を訴えた、『 用心棒 』の著作権の項があったので、それをみたら、裁判は、全面的に東宝の勝利だった。

   

 しかし、副産物というか、黒澤明と東宝に軋轢が生じてしまったようであった。

    

 裁判であるから、イタリア側が、東宝に支払う金や配給権が、白日の下に晒されたのだ。

 そのため、黒澤明が、東宝に不信感を持ったという記事がでていた。

 

(2022年4月30日 記)


    

 (筆者略歴)

 昭和23年11月に明石町生まれ。鹿島東小学校から鹿島中学校に進み、夕張工業高校の1年の3学期に札幌に一家で転住。以後、仕事の関係で海外で長く生活。現在は、タイ、バンコクで暮らす。

 


   

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