大夕張炭礦停車場付近(其の一)

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 当時の夕張を紹介した、大正7年(1918年)発行の『夕張』(小林近江堂発行)という書籍から。

 場所は、現在の『三菱大夕張鉄道保存車両』付近。

 

 

大夕張炭礦は、三菱礦山合資会社の経営に係り、現在700の鉱夫を使用して年10余万トンの石炭を出す。

炭質すこぶる良好にして瓦斯、骸炭(コークス)等の製造に適す。

尚現在開坑準備中のもの数坑あれば、現在に数倍する産額を見る(のは)遠きにあらざるべし。

停車場は、清水沢駅より4哩余程の距離にあり、事務所、選炭場、コークス製造場など皆付近に建設せらる。

 

このころ、三菱は、若葉坑より北側の奥に入った地点北部大夕張(鹿島)で、東北帝大矢部博士や、三菱今井技師等により、ボーリングを行なうなど調査を進めていた。

「夕張」(大正7年8月3日発行)  国立国会図書館デジタル資料

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