救急車の山口さん|愛知県安城市 H.K
2022-06-02
2024-06-05
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父の遺品に少しずつ目を通しては整理し、大夕張を偲んでおります。
自分が赤ん坊の頃、父が鑑札(ナンバープレート)の付いた自転車に乗せられている写真や、虫垂炎で炭鉱病院へ行く時は、正月の大吹雪の中を、父がソリに乗せて引っ張って行ってくれたのを思い出したりしていました。
当時は盲腸になっても、生きるか死ぬかの時代でしたネ。
退院する時に山口さんのおじさんが運転する白いジープの救急車で、代々木町の我が家へ戻った事。
今では半分笑い話として口にしてます。
誰も信じてくれません。
北海道は遠のくばかりです。
大夕張は更にです。
(2007年6月14日 記)
私的にはやっぱり白いジープの救急車の山口さん、その方はおそらく私の子どもの時に知っていたジープの救急車の運転手さんと同じ人物だと思います。
病院前の車庫でクルマを洗っている、ハンチング帽を被り、おしゃれなおじさん。
ポロシャツとスラックスが似合っていました。
ごつごつした乗り心地の救急車に乗せてもらい、大夕張の小さな街を乗せてもらったこと。
今にして思えば人生初めてのドライブです。
子どもの自分に気さくに話してくれました。