終着駅の奥村チヨ -大夕張にやってきた芸能人-

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昭和47年(1972年)の夏、UHBの開局記念番組のロケ時の写真。

大夕張駅ホームで、鉄道の職員の方々と共にパンタロン姿の奥村チヨ。

 

 

奥村チヨが歌う当時のPVのような映像がyoutubeに出ていた。(今は削除されみることができない)

 

前半、雪の積もる駅構内から、駅を出てくる場面で、貼ってあるポスターに「夕張」の文字がちらりと見える。

 

『あの頃の夕張をもとめて』というサイトに、この映像をもとにした画像とともに記事がのっている。

昭和37年(1962年)に公開された松竹映画「あの橋の畔で」という大夕張ダムでロケをした一場面の画像などとともに、こちらの奥村チヨの「終着駅」が紹介されていた。

 

前半の駅構内の風景は「紅葉山駅」、駅舎の中と駅前の場面は、「滝の上駅」だそうだ。

  

終着駅のイメージが強い奥村チヨだが、大阪生まれで、北海道には縁がない。

 

「終着駅」を作曲した浜圭介は、旧満州生まれで札幌育ち。

 

他に北原ミレイの歌った「石狩挽歌」という曲を作曲した。

 

雪が舞い、冬の厳しさを感じさせる曲は、どこか故郷に通じるものがある。

1974年に浜圭介と奥村チヨは終着駅が取り持つ縁で結婚した。

  

当時、高校生だった自分は、毎朝バスで通う北一条通りに面したその教会で、二人が式を挙げたというニュースを聞きながら、故郷のことを思い出していた。

 

 

 

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