昭和30年代の運動会 応援風景(2)

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昭和30年代の鹿島小学校の運動会、応援風景。

よく見ると後ろの中学生たちの向こうにカトリック教会のキリスト像がみえる。

 

教会の講堂の前にはキリスト像とともにきれいに花を咲かせた花壇があった。

 

その花壇の木の柵が後ろに写っている。

 

白黒写真に着色した画像

 

蓙(ゴザ・ござ)を敷いて家族で観覧

 

 

今雅秋
今雅秋

 親戚一同で応援しています。

 

 

 叔父叔母と従妹です、従妹は鼓笛隊に入っていたようです。

 

 (2024年4月)

 

写真の中の蓙に座って日傘を差している女性が足下に広げている新聞の広告に目がとまった。

 

岡本太郎の顔写真とともに、「今日の芸術」と書かれている。当時の書籍の新聞広告だろう。 

 

岡本太郎著作の『今日の芸術』という本は、1954年に光文社より刊行され、ベストセラーとなった。

一時絶版になったこともあるが、復刊され、現在も読み続けられている。

 

自分が岡本太郎の名を初めて耳にしたのは、1970年の大阪万国博覧会のころだった。

 

当時、万博のシンボルである『太陽の塔』をデザインしたことで、少年漫画、学習雑誌にも取り上げられていた。

 

(ちなみに、『芸術は爆発だ』のコトバで、TVCMにも登場していたのは、1981年ころのことだった)

 

当時鹿島中学の3年であった自分の周りでも、あの有名な「太陽の塔の顔」のデザインを、ノートの端っこに、落書きで競い合って描いたこともあった。

 

何かと話題になっている来年に予定されている大阪万博はどうなるのかわからないが、ともかく当時の万博には、183日間で6400万人が来場したという。見物に訪れる大勢の人たちの映像を、連日TVはニュースで流していたのだった。

 

しかし、大夕張で過ごしていた一人の中学生にとって、周囲の友だちや大人たちの間には、見物に行ってきたという人の話もなく、TVの向こうの、遠い世界の出来事だった。 

 

 


 

カトリック教会のキリスト像は、福山さんや、泊川さんが提供してくださった写真で今も見ることができる。

 

 

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