2002年お盆の大夕張|堀田正文

13063

 牛乳屋の息子です。お盆休みで大夕張へ行ってきました。

 両親が住む紅葉山から、清水沢、南部を抜け建設中のダムを覗いてシューパロ湖を横目に、実家のあった元大夕張商店街にて、お弁当を食べてきました。

 わずかに残つていた家屋も取り壊され、目印となるものもなく実家のあった場所もわかりづらくなっていました。

 何でも緑町や千年町(鹿島中学校)への下り道は、大型ごみの不法投棄が多いということで、通行止めになっていました。困ったものです。

 ふと振り返ると、澄んだ空気に半分だけ顔を覗かせた夕張岳の懐かしい姿が見えました。

 どこにいても忘れられない、勇気の涌いてくる山です。

 ダム建設の立ち退きの時、72年間生活した大夕張に最後まで残っていたウチの両親でした。


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