昭和47年 常盤町全景
2021-02-16
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昭和47年5月2日の常盤町全景
心に残る風景 【森健二】(2012.1.12)
昭和47年に、兄と北海道を旅行した時に、大夕張に立ち寄って撮影した常盤町の全景です。
撮影日は昭和47年5月2日。
写真の管理が悪くて色が褪せてしまい状態がよくありませんが、私にとっては心に残る風景です。
私の家族が住んでいた家は↓「昭和30年常盤町全景」に写っています。
正面のいちばん川に近い5軒のうちの1軒です。昭和30年頃の撮影とありますので、まだ私たちが住んでいた頃かもしれません。
昭和47年に訪れた時には、その家はすでになく、家のあった場所も水中に没していました。
当時常盤町に住んでいた知り合いに、炭鉱も閉山しそうだという話も耳にしていましたので、再びここを訪れることもないかもしれない、この風景を記憶に留めておきたいという思いで撮影したように記憶しています。
今は原野に戻ってしまった常盤町が、今度は全部水に沈んでしまうと思うと本当に寂しく感じます。
久しぶりに写真を見返してみたら、シューパロ川の水量がとても多い。
常盤橋の橋脚の上部まで達し、かつての住居跡や木々を水に沈めながら、そのまま常盤町の道路際まで、到達している。
5月のこの時期、春の雪どけ水を大量にため込んだシューパロ湖が増水しているのだろう。