人々でにぎわった教会のバザー|小野美音子
2021-11-30
2022-05-04
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もう 40年も昔になるのでしょうか?
大夕張カトリック教会の裏庭で、それはそれはにぎやかなバザーが催されました。
沢山の人々が、ジュースや食べ物を手に、即席ステージで演奏される音楽を楽しみました。
教会は聖歌のように聖らかな音楽を演奏するところと思い込んでいた幼い私は、カントリーウエスタンの陽気なオープニングのバンジョーや、動物のいななく擬音などに圧倒され最初は固まっていました。
しかし、ウエスタンシンガーの哀愁にみちた故郷への歌を熱唱する頃には、すっかり魅了され、その場に立ちつくしていました。
たしか、ハワイアンも演奏されました。
西牟田神父様は、ことのほかゴキゲンでいらっしゃいました。
河村先生は、忙しそうに働き回っておられました。
私の母は、信者ではなかったのですが、お手伝いを頼まれ、ハムを焼き、ハムサンドバーガーの様なものを作って売ったそうです。
2週間前位の朝日新聞の死亡欄で、カントリーウエスタン歌手、黒田美治(70)氏の写真を拝見し、もしやあの時のシンガーでは?という気がしています。
葬儀はカトリック教会でおこなわれたそうです。
アメリカにいらっしゃる神父様も、にぎやかだったあの大夕張のことは忘れられないことと思います。
優しかった最初の憧れの河村先生の御冥福を心よりお祈りしたいと思います。
(2001年3月15日 記)
大変懐かしいお話有難うございます。 西牟田神父様や河村先生には本当にお世話になり、私が通っていた日曜学校のころを」思い出しました。 胸が締め付けられるような懐かしさです。
思い出を共有いただき感謝します。
イケダマサトさんのお名前を見て、イイダマサトと、一瞬読み間違えました。一字違いでしたね、失礼しました。
教会で行なわれていた学習塾に通った自分も、神父の大きな手と先生の優しい印象はいまでも変わりません。
あの頃、教会で行なわれた行事、特に今頃はクリスマス。バザーがあり、クリスマスカードやクリスマスグッズがいっぱいに広げられ、お小遣いを握りしめて目を輝かせていた自分がいました。
教会は、大夕張の中で異文化にふれ、外国に出会える唯一の場でありました。