龍田沢から常盤町 2022
2022-03-30
2023-04-03
20200
2022年3月10日大夕張行。
常盤町対岸の竜田の沢にかかる「栄橋」
その橋の上から見た常盤町。
昭和47年5月2日に森健二さんが、撮影した全景写真と同じあたり。
その写真と比べると、かつてのNHK中継塔と鹿島中学校の位置に引いた線が、この写真の湖面の位置のようだ。
この写真を見ていると、前岳と夕張岳の存在感が増した。というか、常盤町対岸からそもそも前岳夕張岳の姿は見えただろうか。『初夏のふるさと(1999年7月20日)』で成松さんが対岸から撮影した常盤町などを見ても晴天の日であるのもかかわらず後ろの山は映っていない。見えていなかったのだ。
『別世界』で「夕張岳が支配する」と書いたが、そう感じた理由も納得した。
昔、あの下から見上げていた夕張岳。美しく気高い山の姿をよく見たくてより高いところに登って見た山。
高いところを走る道路で目線が高くなり、南部-大夕張間でクルマで走らせても、より近くはっきりと、車窓に夕張岳は見えていたのだった。
千年町と明石町の間、写真の位置情報。
先日の大夕張行の際、記憶の中の大夕張と目の前に見える光景の位置を確かめるために撮った写真。
写真の位置情報をグーグルマップに埋め込んでいきながらの確認作業をしていく。
竜田沢にかかる『栄橋』の上から。
夕張岳、前岳の存在感が圧倒し、湖面の白い絨毯が痕跡を静かに包む。