ゆめまぼろし

18413

2022年3月10日。

南部から大夕張に向かい、ここまでくるともう湖の雪原は見えない。

ナビは、北栄町を示していた。「このへんが鉱業所のあったあたりかな」と漠然と思いながら写真をとった。

ここにあった町でおこった様々な出来事を思い起こし想像するには、あまりに静かで何もないただの雪の原。

 

あとで、位置情報を確認すると、ここは、鉱業所前の沢(池)の上。

沢はとっくに埋めてられて地形も変わっている。

場所は、『大夕張炭山駅付近』だ。

埋め立てられ平らになった土地を囲むように左の少し高くなっているところに礦業所事務所があり、炭山駅から出たSLが蒸気を上げながら、左から右に横切る。そして右手の富士見町の木々、そんな幻がみえる。

 

 

GPSの位置情報のお陰で、どこかわからずただ儚く空しい気持ちで押したシャッターも、後付だが、自分にとっては意味のあるものになった。

1件のコメント

  • 先日の大夕張行の際、記憶の中の大夕張と目の前に見える光景の位置を確かめる。
    写真の位置情報をグーグルマップに埋め込んでいきながらの確認作業をしていく。
    大夕張炭山駅前・礦業所ゲート前の沢。富士見町裏手の沢。

    別世界

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