氷点下の炸裂音|仮名13号

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 すっかり真冬、シバレますね。

 大夕張に住んでいた頃、1月・2月、寒中の頃

 
 山中から銃声に似た音を耳にしてました。

 鹿でも撃ってるのか?

 
 しかし、鹿を撃ち取ったと言う話も聞かない。

 何の音かと思いましたら、氷点下30度前後に成ると生木の水分が凍り膨張して、木が裂ける音が、木の炸裂音が、山の木立に響いてるのでした。

 大夕張を出でからは聴く事もなくなりました。

 札幌近郊では、めったに氷点下30度まで下がる事は珍しいですからね。

 
 常盤町に住んで居た時は、ダムの水が凍り

『キュッ、キュッ』と


氷がきしむ音も聞こえ、冬は寒かった。

 
下品な話ですが、薄着をして外を出歩くと痔まで痛くなった事もありました。


 また、氷点下30度前後になると、スズメ、カラスが凍死して落ちる事も多い気温・・・特に弱った スズメ、 カラスが、寒い朝、凍死している事がありました。

 
 その寒い大夕張も今では懐かしいです。

 住んで居た頃は、早くこんな街出たいと思って居たのですが。

 

(2008年1月20日 記)


思い出ばなし

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