雪かき

20283

 

 雪かき、雪はね、雪割り・・・降った雪に関わる力仕事は、天候や気象条件によりいろいろな思いもするが、家庭でのこの日の雪かきは、しばらく大量の雪が降り続いた後、気温が上がり、雪が少し溶け気味で水分を含んだ重い雪が相手だっただろう。

 

 スコップで四角に切りながら、広げていった。

 

 セーターで作業をしているのは、吹き出す汗で暑くて上着が着ていられないからだろう。

 毛糸の手袋に雪がくっつき、スコップの柄も濡れて滑る。しっかりと握ることができない。素手で作業をしているのは、そのためでもある。

 

 おそらく住宅の窓から、雪をよけてできた空間から撮影した写真。

 

  

 

昭和40年頃 

 

 当時住んでいた富士見町6丁目。

『散歩道』にある昭和43年(1968年)の富士見町の住宅地図では、我が家はすでに3丁目に移り、6丁目の一番上の山側にあったこの住宅には、父と同じ炭砿病院の薬局長だった大橋秀雄先生が住んでいる。

 

 そこから見た光景は、下の写真で見る場所に近い。

 

 

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富士見町6丁目の記憶

 

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