楽しかった日々 そり遊びとボッコ手袋 昭和35年頃 富士見町5丁目、炭鉱住宅は、ほぼ規格が決まっていた。 このあたりは病院の関係者などが多かった。一軒2戸、横には畑というか雪のない時期には、家庭菜園になるような空き地のスペースがあった。 窓も埋まるような雪が降った後は、その空き地の方に向かって坂を滑る絶好のスペースが出来て、冬の遊びに興… 続きを読む
楽しかった日々 そり 『そり』といえば、この赤茶けた台車のような形をした、木製の『そり』しか覚えがない。 台車の下の車輪の代わりに、細い二本の板に、鉄板が打ち付けてあった。 小さいころ、冬は購買会への買い物に手伝いをして、これでみかん箱や、リンゴ箱を載せて運んだこともあった。 力で押すタイプでしかも、重心がや… 続きを読む
楽しかった日々 冬のそり遊び(昭和35年) 雪が降ると外へ飛び出す。積もった雪の表面が太陽に照らされてキラキラ輝く。 固まった雪面を踏むとサクッと音がして踏み抜くことができて気持ちよかった。 木製のそり。 竹のストック,毛糸の手袋(すぐに雪が凍みて手が冷たくなった),脚絆(雪が玉になり足に葡萄粒のように連なった)。 それでも雪の中で… 続きを読む