機関庫

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昭和47年頃


SL揃い踏み 【奥山道紀】

大夕張炭山機関区での9600形SLの揃い踏み(昭和47年頃)。

左から「NO.5」「NO.6」「NO.7」「NO.8」「NO.2」、昭和46年6月に閉山間近の三菱美唄より「NO.8」が転入。

昭和47年の「C1101」転出の後、9600形が「NO.2」~「NO.8」の7両となり,本格出炭の始まった南大夕張や大夕張炭砿からの年間180万トンの石炭輸送に活躍した。


日常の風景  【飯田雅人】

 当時,SLは日常的な光景の一つに過ぎませんでした。町のなかを黒い煙をふきあげ,白い蒸気を大きな音とともに吐き出しながら,一日に数回、石炭やメタノール、コークス、木材、旅客を運ぶ、たくさんの貨車と客車は炭砿の町の風景にとけ込んでいました。

 昭和48年、その蒸気機関車が、黒い車両に大きく『閉山阻止』と白ペンキで塗られた異様な姿で町を走ったとき、大夕張の町は一つの時代の終焉を迎えていました。


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