火の用心 | 内川准一

12019

春ですね。


アパート裏手に広がる北大第二農場の雪融けも近い。


ここの雪原は、毎年、ある日突然、一斉に融ける。


そして、土の原(畑)に変わるまでのわずかに2日ほど巨大な沼が出現するのです。

 
そして、瞬く間に消えてしまうのです。


私はこれに名前を付けています”さまよえる湖、幻の北大湖”
これを見た者(新聞記者)はいない!

 

で、どうでもいいけど、春ですね。

 
大夕張も春らしくなっていることでしょう。

 
あの白犬はどうしているのかな?気になるこの頃。


新年のNHKドラマも楽しんだけれど、あの白犬こそは”大夕張の化身”だったのではないだろうか。

 

そいで、題名と何の関係があるかって言うと。

 
実は、この2,3日、急に耳の奥から聞こえ出した声があるのです。

 
いえいえ、年とは関係ないと思うんですけど・・。

 
それは、冬の大夕張で毎晩聞こえていた、あの夜回りの声です。

 
  ひの~よ~じん。カチカチ。

 
  ひの~よ~じん。カチカチ。

 
  大夕張の冬もそろそろ終わりですョ!

 懐かしい大夕張。春の息吹。

 雪の下から聞こえるせせらぎの歌。

 
 春が呼んでいる。

 大夕張が呼んでいる。


 うん、決めた。40年ぶりに850に行ってみよう!

 
 朝ならアイゼン程度でOK。実行日は31日!

 片道2時間?

(2002年3月20日 記)


随想

40年ぶりの850(八百五十)、続きはこちらから・・・・

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