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大夕張あれこれ | jun 随想

大夕張あれこれ | jun

      大夕張での生活ですが、この齢になっても、くだらないことはいろいろ思い出せます。       ・肉屋さんの軒先に、馬の脚が吊るされていたこと   ・父のお酒を買いにときどき空瓶持で行ったこと (今では見られない3合瓶とかもあった。)   ・米?塩?の専売通帳があって、持参して買物したこと …
雨鱒の(シューパロ)川|内川准一 随想

雨鱒の(シューパロ)川|内川准一

映画の一場面      映画を見て先ほど戻ってきました。  今日は月曜日なので、ファクトリ-の映画は男性千円とのこと、駐車場は3時間ただ。  で、3年ぶりに映画を見に行ったワケ。  (映画でなく、「シューパロ川」を見に行ったというのが正しい?)   なのに、二百人以上入る映画館には私1人。始まる5分…
がんがんに入った正月のもち |内川准一 思い出ばなし

がんがんに入った正月のもち |内川准一

  「がんがん」   飯田さんの『正月の餅』の中に出てくる「がんがん」で、くっきりと思い出しました。       正月のもちの入れ物、蓋付き一斗缶、お菓子入れの「がんがん」  なつかしや、我が家でも確かに使っていました。  切り餅は、鏡餅やあんころもちとは別に、のした後、なるべくおなじ大きさになるよ…
真冬の富士に初登頂した女性|内川准一 随想

真冬の富士に初登頂した女性|内川准一

    タイトルにある『真冬の富士山に初登頂した女性』は、中村(旧姓佐藤)テルさんという方。   この方1904年大夕張生まれで、娘時代は鉱山業の父と一緒に山を歩き、昭和2年正月に藁沓で富士山初登山。  と、秀岳荘「北の仲間と五十年」(記念誌:無料配布)に載っていた。  履歴を知ってもっとびっくり。…
北の零年・・いま頃  |  内川准一 随想

北の零年・・いま頃 | 内川准一

大夕張でロケが行なわれた映画『北の零年』 ようやく今頃になって、楽しみにしていたこの映画を見てきました。3時間を退屈せずに楽しめました。感動の場面では映画館の中がシーンとなって満員を感じさせない雰囲気が圧巻でした。 しびれますね、この雰囲気。   時代的には、稲田藩の懲罰が目的だったために、こんな明…
グラウンドからの夕張岳 写真

グラウンドからの夕張岳

   鹿島小学校からグラウンド越しの夕張岳。  もう20年以上前の記憶になるが、内川准一さんが撮影して送ってくれたA4の大きさ写真だ。   住民も立ち退き、建物も取り壊された後の誰もいなくなった大夕張。  グラウンド跡に咲き誇るタンポポの花の黄色い海。  5月下旬から6月の頃の周囲の緑も濃くなる時期…
八百五十 山の向こうへの思い 大夕張の全景

八百五十 山の向こうへの思い

昭和40年頃、八百五十山頂からの大夕張。 あいにく対面の夕張岳は雲の中だが、礦業所以北の官行の工場地帯から、千年町・常盤町あたりまでの住宅地が雪の中に黒く見えている。 白黒写真に着色した画像   八百五十山頂からの大夕張 やまのむこうは? 【丸山直記】1999年02月23日    私は昭和23年6月…
昭和32年 横綱千代の山・栃錦 大夕張巡業 楽しかった日々

昭和32年 横綱千代の山・栃錦 大夕張巡業

  横綱千代の山と栃錦の巡業風景。 千代の山の横綱土俵入り。(円内は栃錦)   昭和32年(1957年)8月2日、この日は金曜日だ。 平日ではあるが、夏休みの真っ只中。 神社下の教会横にあった土俵に大勢の人達が駆け付けた。   食い入るように見つめる土俵下の人達。その後ろに見える顔、また人の顔。 写…
湖面に映える夕張岳 写真

湖面に映える夕張岳

  『ふるさと大夕張』の写真掲示板に、2014年12月に投稿された晩秋の夕張岳の写真。 湖面に見事に夕張岳が映り込んでいます。 静かでクールな、そして時間がとまったような不思議な感動を覚えました。       投稿された准さんは、次のように書きました。    夕張本町出身のフジワラさん撮影  11月…
ミミズの謎 | 内川准一 随想

ミミズの謎 | 内川准一

 自分のことを言うと、物好きな人間で、興味がわくといろんな所に出向きます。  同時に、わからないことにはいつまでも拘泥するナンタラ質の面があるようです。   そんな私が、無農薬農作物を買いに、かみさんを連れて北広島まで出向きました。   そこで、虫食いの穴だらけのキャベツを発見しましたが、さすがにこ…
「太古の森」に帰り始めた? |jun 訪問記

「太古の森」に帰り始めた? |jun

 この場合、国語的には「帰る」と「返る」はどちらなのか・・   だけど、雰囲気的には「帰る」にしたい。  2019年10月11日(金)  1年半ぶりに大夕張に帰った。   紅葉が進んでいてすごく綺麗。   行く度に思うけれど、本当に美しいところですね、我が故郷は。    で、今回びっくりしたのは、植…
時計屋さんの白ネコ |  内川准一 思い出ばなし

時計屋さんの白ネコ |  内川准一

 林さんの『猫とブルドック』の話を読んで、    ずうっと考えていました。   岳富町の時計屋の窓にいたという、両眼の色が異なる猫のことです。   昭和37年まで、弥生町の我が家で飼っていた猫がそうでした。   白地に茶色の斑が混じる二毛ネコで、片眼が金色に近い黄色で、もう一方がブルーグレーのような…
昭和36年鹿島小の修学旅行 |内川准一 思い出ばなし

昭和36年鹿島小の修学旅行 |内川准一

 小学6年の修学旅行のことです。  昭和36年の修学旅行は、汽車で清水沢駅前に集合。  集まった生徒約400人は、ここでバスに乗り換えて支笏湖経由で苫小牧に向かったのです。  苫小牧では元町か糸井のあたりでバスを降りました。  山猿のわれわれは、ここで、生まれて初めて(?)海辺の砂遊びを楽しみました…
グラウンドは春 -2010- | 内川准一 訪問記

グラウンドは春 -2010- | 内川准一

 グラウンドは春ですよ。  今日、娘の運転練習で大夕張まで足を伸ばしました。  FFの夏タイヤでも何とかたどり着けました。    夕張岳は真白で、グラウンドはふきのとうの盛りです。  (アイヌネギがどこに生えているか私は知らない。)   驚いたのは新しい国道452号の舗装が官行辺りまで既にほとんどで…