月: 2024年9月

東宝と新東宝と大蔵映画 | 高橋正朝 #216 続・大夕張つれづれ

東宝と新東宝と大蔵映画 | 高橋正朝 #216

   かなり以前のことになるが、そう、もう20前ぐらい前の秋である。  上野公園に行き、毎年11月の第一土曜日に東京大夕張会が開催されるという上野精養軒を横目に見ながら美術館へ行き、帰りは、ブックオフや松坂屋上野店に行ったことがあった。        途中で、甘味処〘 みはし 〙に寄った。     …
2024年9月27日 シューパロ湖 その2 写真

2024年9月27日 シューパロ湖 その2

  友人と行ったシューパロ湖行き。 湖畔の道路からの対岸は、雲の切れ間から太陽の光がそそぎ、微妙な光と影のコントラストができていた。 「大夕張の雲は低く垂れ込め、うっとうしくて嫌いだ」 そう小さい頃から思っていた。   夕張岳が見えないこんな日もいいものだ、そぼ降る小雨が止み、一瞬そう思わせてくれた…
2024年9月27日 シューパロ湖 写真

2024年9月27日 シューパロ湖

友人と、この日シューパロ湖に行くことになっていた。 9時に札幌市の自宅を出発。 途中、ものすごい雨が降っていたが、シューパロ湖につくと雨は小雨になり、時折晴れ間ものぞいた。 前夜から降った雨で川は茶色く濁っていたが、湖の水は綺麗に輝いていた。     あいにくというか、当然夕張岳は雲の中  …
1997年の街歩き 富士見町6丁目の坂道から 訪問記

1997年の街歩き 富士見町6丁目の坂道から

これは下草も茂らない5月頃の撮影。 おそらく富士見町6丁目の坂の上をしばらく登ってそこから下の方を見た景色と思われるが、20年以上前、GPSもない手持ちのフィルムカメラで撮影したものなので記憶にたよざらるを得ない・・・。 だが、この時は6丁目の坂道を中心に写真をとっていたので、そのあたりであることは…
西部劇ドラマ〘 アニーよ銃をとれ 〙のスポンサー | 高橋正朝 #215 続・大夕張つれづれ

西部劇ドラマ〘 アニーよ銃をとれ 〙のスポンサー | 高橋正朝 #215

   我が家にテレビがきて、1年経つか経たないかで、〘 アニーよ銃をとれ 〙という女主人公の西部劇ドラマが始まった。       当時のマンガ雑誌では、ロボットモノ、チャンバラモノ、などと並んで、西部劇モノなども人気があった。       ワイアットアープ、ビリーザキッド、バッファロービル、ドクホリ…
1997年の街歩き 富士見町6丁目の坂道を登って 訪問記

1997年の街歩き 富士見町6丁目の坂道を登って

前回場所、砿業所・炭砿病院の方面から富士見町6丁目の坂道の跡は残っていたので、少し登って山の方をみた。 写真でみると坂道のような傾斜は見えないが、いろいろな方が書いているようにけっこうば急な坂道である。   尚、この写真は、夏に訪れた時の坂道である。 5月に訪れた時とは違って、うっそうと下草が木々の…
1997年の街歩き 富士見町6丁目の坂道 訪問記

1997年の街歩き 富士見町6丁目の坂道

大夕張炭山駅から沢を挟んで富士見町方面に登る坂がある。 『婦人たちの行進』の記事で、おそらく大夕張炭山駅から撮影した写真にこの6丁目方面への坂道の入り口が写っている。 掲示板が立っていて、通勤の人たちを始め、たくさんの人々が行き来した道だっただろう。 EZONORAさんが書いた思い出の『富士見町6丁…
1997年の街歩き 大夕張炭山 駅前から南側 訪問記

1997年の街歩き 大夕張炭山 駅前から南側

大夕張炭山駅の駅舎から南側方面を見たところ。 左手奥に当時残っていた栄町の住宅が見える。 もっとも往時は炭砿病院が建ち見えなかったはずであり、右手は富士見町の住宅が建ち並んでいた。 草地に見える轍と遠くに見える道路の間を鉄道が走っていたという構図になるだろう。   この先の富士見町4丁目のブロックの…
1997年の街歩き 大夕張炭山駅駅舎 訪問記

1997年の街歩き 大夕張炭山駅駅舎

1997年 故郷を訪ねての街歩きは、残っていた大夕張炭山駅の駅舎の場所から始った。 そこは、自分が知る大夕張の街の出発点で、この先の営林署や工場地帯の建ち並ぶ「官行」との境目にあたる場所だった。   周辺の草地には線路が通っていた痕跡などみじんもなく、壁も剥がれ落ちていた。   真新しいペンキで塗ら…
1997年の街歩き 大夕張炭山駅 駅前 訪問記

1997年の街歩き 大夕張炭山駅 駅前

1997年の5月に大夕張を久しぶりに訪問した。 それまでにしばしば生れ故郷の大夕張を訪ねて歩いたことはあった。 しかし過疎が進むとはいえ、住民の方々も居て、親戚や知人もすでにない自分はどことなく懐かしさの反面、よそ者のような居心地の悪さと居心地の悪さと、心地よさがが同居したような、一言では言えない妙…
新東宝映画〘 明治天皇と日露戦争 〙| 高橋正朝 #214 続・大夕張つれづれ

新東宝映画〘 明治天皇と日露戦争 〙| 高橋正朝 #214

   私が、鹿島東小学校の低学年のときは、東映を筆頭に、チャンバラ映画が人気だった。     そのなかの一つに、鞍馬天狗があった。       勤王の志士、倉田典膳が、馬に跨がり、黒覆面で短銃を使い、ときには杉作少年とともに活躍する鞍馬天狗の映画は、嵐寛寿郎主演で、何本もつくられた。       子…
冬の炭住 思い出の街角

冬の炭住

冬の炭砿住宅。   真冬の厳冬期にしては積った雪の量は少なくみえる。雪の降り始めか、春近い雪どけ期か。 場所は、大夕張かどうかも含めてはっきりしないが、後ろの山と住宅の並びの感じが緑町や、宝町あたりの感じにとても似ている。   ちなみに物置小屋にプラスチック製のスノーダンプ(ママさんダンプともいう)…
鹿島小学校下の出店 その2  街の行事

鹿島小学校下の出店 その2 

6月14・15・16日の三日間に行なわれた大夕張の山神祭。 昭和45年頃、鹿島小学校の坂下にたくさんの出店が立ち並んだ。   こちら側は、鹿島小学校下の出店。 向かい側の線路沿いにも多くの店が並んだ。     元は、こちらのページにある映像から。 https://ooyubari.com/2022/…
シューパロの風 その2 楽しかった日々

シューパロの風 その2

  前回に続いて昭和40年「石炭の街ゆうばり」(STV制作)の映像中の一シーンをスクリーンショットして、着色、カラー化した画像。   シューパロ湖に浮かぶボート。昭和40年(1965年)頃の若者たちの姿の一コマ。       映像について詳しくは、次のページから。   https://ooyubar…
シューパロの風 楽しかった日々

シューパロの風

昭和40年(1965年)頃、シューパロ湖に浮かぶボート。 背景の遠景は鉄道と湖畔の道路方面だろう。   シューパロ湖畔でボート遊びに興じる若者たち。 大夕張を遠く出て帰省した若者、地元大夕張で働く若者と久しぶりの再会を楽しんでいるのだろうか。 あるいは、できたばかりのダム湖に夕張方面から遊びに来た若…
高垣眸原作、まぼろし城のテレビドラマ化|高橋正朝 #213 続・大夕張つれづれ

高垣眸原作、まぼろし城のテレビドラマ化|高橋正朝 #213

     前回、大川橋蔵が扮する主役が、小判の真贋を歯で噛んで見極めるチャンバラ映画の場面のことに言及しました。 彼が出演した当時のチャンバラ映画で私が観たのは、それ1本だけでした。       児童向けの映画の原作者として、今まで、〘 続・大夕張つれづれ 〙で、高垣眸原作の〘 恐怖のミイラ 〙〘 …
閉山直後の大夕張炭山駅  思い出の街角

閉山直後の大夕張炭山駅 

活気が失われた炭山駅。 線路枕木が撤去され、すでに雑草が伸び、荒れた印象の写真だ。 故郷の懐かしい駅を知るものにとっては、この写真を鹿島小学校の資料室で見た時には、心地好いものではなかった。というか、そこにあった『閉山直後』とキャプションされた写真の数々は衝撃的でさえあった。   街を地域をこうも破…
三菱バス車庫と炭砿病院 思い出の街角

三菱バス車庫と炭砿病院

昭和45年頃。 海抜318メートルにある街の上空半分を低く垂れ込めて覆う厚い雲。     雲の合間からさす強い陽射しがまぶしい。   大夕張の暮らしを思い出す。       白黒写真に着色した画像      バス車庫の思い出など  【飯田雅人】 黒い雲がおおう空。影できていることがから日差しはあるよ…